第23話 「脅威!パイパーン大串」

23t1

23t2_2

Photo_2

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手に

よって侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」に

よって次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し

「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が

手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第23話 「脅威!パイパーン大串」
不信なシャッター音が鳴る度にゾウモウジャーが気にしていた。

ゾウモウジャー 「おかしいっタイ……、絶対、何者かに撮られてるっタイ!

クソッ、どこっタイ!」

ゾウモウジャーがキョロキョロと辺りを見渡しても、

その姿は見つけられずにいた。

そんなキョロキョロしてるゾウモウジャーに

タイモウジャーが注意した。

タイモウジャー 「テメェー! 何キョロキョロしてやがるんだ!

敵は目の前にいるだろうが! 闘いに集中しろ!」

バリ官軍 「戦闘の途中でよそ見は禁物で~~あります!

標的、ロックオン! バリバリ光線~~!」

バリバリバリバリ~~!
ゾウモウジャー 「しまったタイ~~! ぐわぁ~~~~!」

キョロキョロとよそ見ばかりしていたゾウモウジャーは、

バリ官軍のバリバリ光線の餌食になってしまった。

タイモウジャー 「ゾウモウジャー! だから、言ったのに!

クソ~~、2対1なのを忘れんじゃねぇ~~ずぉ!」

タイモウジャーが、毛根ソードを構えた瞬間、

パイパーン大串が目の前に現れた。

パイパーン大串 「ククククッ(笑) 貴様こそ、我が存在を忘れてないか?

しっかりと2対2で相手をしてやるから覚悟しろ!」

タイモウジャー 「ちっ! コイツが相手になるとは……。」
ゾウモウジャーを助けられなくなってしまったタイモウジャー。
その間も、ゾウモウジャーはバリ官軍のバリバリ光線を受け続けていた。
バリバリバリバリ~~!

ゾウモウジャー 「ぐぉ~~~! クソ~、

不信なシャッター音に気を取られ過ぎたっタイ!」

自分の行動に悔やんでいると、

又してもその不信なシャッター音が聴こえた。

カシャ! カシャ! カシャ!

ゾウモウジャー 「またっタイ!

やっぱり、どこかで誰かがオレ達を盗撮してるっタイ!

ぐぁ~~~~!」

タイモウジャー 「いつまで、そんな事を言ってやがんだ!

今は、闘いに集中しないと本当にヤバいぞ!」

ゾウモウジャー 「確かにタイモウジャーの言う通りっタイ……。

このままでは、本当にヤバいっタイ!

せめて、モウコーンだけでも手に取れれば……。」

バリバリ光線で身動きのとれないゾウモウジャーは、

必死に自分の腰にぶら下げているモウコーンに手をかけようとした。

パイパーン大串 「フハハハハ(笑) 良い気味だ!

おい、タイモウジャー。 貴様も自分の心配をした方がいいんじゃないか?

喰らえ~~、脱毛ブラッシング!」

ブチブチブチブチ~~!
タイモウジャー 「ぐはぁ~~~~!」

パイパーン大串 「フハハハハ~~!(笑) 愉快、愉快!

さぁ、次はどんなお仕置きをしてやろうかね?

手加減ナシでやってやるからキャンキャン吠えな!(ニヤリ)」

タイモウジャー 「クソ~~! コイツ、こんなに強かったのか!?

この前は、あのデカいお乳に見とれて、下心もあったから、

ヤツの攻撃がちょっと快感だったけど……ナメてたずぇ~~。」

パイパーン大串は、ハゲイラー四天王幹部の1人だけあり、

実力は今まで闘ってきたどのハゲイラー怪人よりも上だった。

ゾウモウジャー 「ぐぁ~~~!

タイモウジャーにアイツはまだ早いっタイ! 実力が違い過ぎるっタイ。

クソ~! もう少しでモウコーンに手が届くっタイのに……。」

ゾウモウジャーが必死でモウコーンに手を伸ばしていると、

バリ官軍のバリバリ光線が更に強くなった。

バリ官軍 「バリバリ光線をナメてもらっちゃ~、困るで~~あります!

ババババ~~!」

バリバリバリバリ~!!!
ゾウモウジャー 「ぐぁ~~~~!」
タイモウジャー 「ゾウモウジャー!」

パイパーン大串 「フハハハ! バリ官軍よ!

そのまま、一気にたたみかけてしまえ!」

バリ官軍 「イエッサーで~~あります!」

バリ官軍が攻撃を仕掛けようとした次の瞬間、

バリ官軍に向けてカメラのフラッシュがたかれた。

ピカッ!カシャ、カシャ!
ピカッ!カシャ、カシャ!

バリ官軍 「ぐわっ!何事で~~ありますか!

眩しいで~~あります!」

バリ官軍がひるんでスキを見せたと同時に、

バリバリ光線のパワーは落ちた。

ゾウモウジャー 「よし、今っタイ!」

ゾウモウジャーは、その一瞬の隙を見逃さず、

瞬時にモウコーンを手に取りバリ官軍に攻撃をした。

ゾウモウジャー 「リミッター、解除! 食らえっタイ!

モウコーン・キャノーーーン!!」

ボギャーーーーーーーーン!!!
バリ官軍 「しまったで~~あります!バリバリ光線~~!」
バリバリバリバリ~~!
ドカーーーーーーーーーーーン!!!

バリバリ光線から逃れたゾウモウジャーは、

すぐさまパイパーン大串にも銃口も向けた。

ゾウモウジャー 「タイモウジャー!避けろっタイ! 食らえっタイ!」
ボギャーーーーーーーーーーン!!!

ゾウモウジャーが放ったモウコーン・キャノンの閃光は、

逃げ切れてないタイモウジャーをギリギリでかすり、

パイパーン大串に向かっていった。

タイモウジャー 「おわぁ~~! 危ねぇ~~!」

パイパーン大串 「この間は油断したが、あまり我をナメるなよ……。

脱毛ブラッシング!ハァーー!!」

ドカーーーーーーーーーーン!!!
パイパーン大串は、モウコーン・キャノンの閃光をいとも簡単に跳ね返した。

ゾウモウジャー 「ちっ! 思っていた通り、

一筋縄で倒せるような相手じゃないっタイか。」

パイパーン大串 「フハハハ! 貴様らに簡単にやられる程、

我々は弱くないわ! さぁ、バリ官軍! 貴様の力を魅せてみろ!」

バリ官軍 「イエッサーで~~あります!」

タイモウジャー 「ゾウモウジャー、こうなったら一気に

片付けた方が良いんじゃねぇ~~か?」

ゾウモウジャー 「確かに、各々で戦うのは厳しいっタイ……。

よし、“プロピアンボンバー”でやるしかないっタイ!」

タイモウジャーとゾウモウジャーは、『男汁』と『モウコーン』を取り出し、

モウコーン・バズーカに変形させた。

タイモウジャー 「モウコーンバズーカー、セッツ!

ハゲイラー怪人、ロック・オン! イクずぇ、イクずぇ、イクずぇ~~!

毛根一直線! “プロピアンボンバー”!」

ズギャドキャ~~~~~~~~ン!!

バズーカから放たれた砲弾は、

七色の光に乗ってハゲイラー怪人へと向かっていった。

バリ官軍 「そんな砲弾で沈むような我が戦艦ではないでぇ~~あります!

バリバリ光線MAX~~!!!」

ボギャッフーーーー!!!!
ゾウモウジャー 「なっ、何っタイ!?」
双方の砲弾は、互いの中間辺りの距離で交わり、大爆発をした。
ドギャーーーーーーーーーン!!
タイモウジャー 「ぐわ~~!」
ゾウモウジャー 「ぐわ~~っタイ!」
タイモウジャーとゾウモウジャーは、爆発の衝撃により大きく吹き飛ばされた。

パイパーン大串 「ふっははははは~~!

貴様等の決め手とは、その程度か!?

ふっ、大したことない! さぁ、バリ官軍よ!

今がチャンスだ、やっておしまい!」

バリ官軍 「イエッサーで~~あります!」

バリ官軍の大砲が、

吹き飛ばされて倒れているタイモウジャー達に向けられた。

バリ官軍 「ここが貴様らの墓場!

死ね~~~~~であります!」

タイモウジャー 「クソったれ~~!こんな所でやられるのかよ……。」
カチッ…。カチッ…。
バリ官軍が渾身の一発を発射しようとしたが何度やっても出なかった。
カチッカチッ…、カチッカチッ……。

バリ官軍 「あれ? 出ないでぇ~~あります……。

もしかして、エネルギー切れでぇ~~あります……。」

パイパーン大串 「何をやっておる! こんな大チャンスに!

貴様はいつも詰めが甘い!」

ゾウモウジャー 「今がチャンスっタイ!

……だが、あの衝撃で体が動かないっタイ……。」

タイモウジャー 「イタタタタ…。オレも同じだずぇ……。

こんなチャンスの時に……。」

パイパーン大串 「しょうがない。

我がブラッシングにて、貴様らをあの世に葬ってやる!

喰らえ~~、脱毛ブラッシング~~!」

パイパーン大串がタイモウジャー達に一撃を喰らわそうとした瞬間、

又してもカメラのフラッシュが焚かれた。

ピカッ!カシャ、カシャ!
ピカッ!カシャ、カシャ!
パイパーン大串 「ぐわっ!目が……!ナニ奴だ……!」

パイパーン大串がフラッシュで怯んだ隙を見計らって、

タイモウジャーが渾身の力を振り絞って毛根ソードを投げ飛ばした。

タイモウジャー 「これでも食らえぇ~~!どりゃ~~~~!」

投げ飛ばされた毛根ソードは、

力弱いながらもパイパーン大串の肌をかすった。

パイパーン大串 「………貴様、我が美貌にキズを付けるとは……。

只では済まさんぞぉ~~~~!」

タイモウジャー 「へっ!ヒーローがやられっぱなしじゃカッコ付かないずぇ……。

でも………、もぉ動けないずぇ……。」

パイパーン大串がブラッシングを振りかざすと、

ゾウモウジャーがモウコーンバズーカを担いだ。

ゾウモウジャー 「どりゃ~~~!タイモウジャー!

……アイツ等を倒せないのは悔しいが、

ここは一先ず退散するしかないっタイ! プロピアン……ボンバー!」

ゾウモウジャーは、渾身の力を振り絞ってプロピアンボンバーを

パイパーン大串に向けるのではなく、地面に向けて撃った。

ドギョズゴーーーーーーーーーン!!

辺りは爆発と共に砂埃が立ち上がり、

タイモウジャーとゾウモウジャーは、その隙に退散した。

パイパーン大串 「ちっ、クソガキ共め……。

次に会った時が貴様らの命日にしてやるから覚悟しておけ……。

バリ官軍!引き上げてエネルギーの補給だ!」

バリ官軍 「バババババ~~~~!」
パイパーン大串とバリ官軍もすぐさま消えた。

辺りを覆っていた砂埃が治まる頃、

タイモウジャー達のピンチを救った

カメラを持った青年が現れ写真を撮っていた。

カシャ!カシャ!カシャ!

青年 「すっ……すげぇ~~もん見ちゃったよ……。

まさか、まさか、

……生で憧れの“タイモウジャー”に逢えるなんて……。」

タイモウジャー達のピンチを救ったこの青年は一体、

何者なのであろうか?

そして、いとも簡単に新兵器「プロピアンボンバー」を

跳ね返されてしまい

キズ付いたタイモウジャー達の今後の行方とは……?

第24話へつづく。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

第22話 「聴こえる?聴こえない?不信なシャッター音」

22t1

22t2

22t3

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手によって

侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」によって

次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として

生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第22話 「聴こえる?聴こえない?不信なシャッター音」
路地の曲がり角でバッタリ会ってしまった健・太・カオリちゃんの3人。
ようやく目覚めたカオリちゃんと太は、見つめ合っていた。
太 「キミ……、やっと目が覚めたんだね?」
カオリちゃん 「あっ、あの時、私を助けてくれた方ですよね?」

このいかにも、“これから恋が始まっちゃいますよ”的なシチュエーションに

健が割って入った。

健 「ちょっと、ちょっと、ちょ~~~っと待ちやがれぇ~~!!!

ナニ、見つめ合ってんのさ!?

カオリちゃん、気をつけて! コイツは変な光を出して、

カオリちゃんを苦しめるんだから!

おい、テメェ~! カオリちゃんはやっと目が覚めたんだ!

あの変な光を出して、またカオリちゃんを気絶させやがったら

容赦しねぇ~~ぞ!」

太 「だから、あれは何回も言ってるっタイ……。

オレの意志で出したワケじゃないっタイ……。」

健 「いや、信用出来ねー!」

太 「オイ、オイ、勘弁してくれっタイ。この前の戦いで、

一緒に合体技を……」

と太が言い出した瞬間、健は慌てて太の口を塞いで小声で忠告した。

健 「テメェ~! カオリちゃんがいる前で、それを言うな!

カオリちゃんは、オレが“タイモウジャー”だって事を知らねーんだよ!

……もし、そのことを知って危険な目にあったりしたら……。」

太 「おっ、おう……。すまなかっタイ。……でもだ!

あの光は、オレの意志とは関係ないっタイ!

それだけは理解してほしいっタイ。」

健 「……………しょうがない。信用出来ないけど、

信じてやるよ。」

カオリちゃん 「なんだか、2人は仲が良いのね(笑)

しかも、私を助けてくれた方がタケちゃんの知り合いだったなんて。」

健 「えっ?……あっ、あぁ~~(苦笑)仲は良くないけど…………

そうなんだよ、ハハハ……。最近、仲間になったんだ。」

カオリちゃん 「そうなの。あっ、名前を聞いてなかったわ。」
太 「オレは、太っタイ。“眉毛 太”っタイ。よろしくっタイ!」
カオリちゃん 「太さんね、こちらこそ、よろしく!私は、カオリ……。」

カオリちゃんが自分の名前を言おうと太と握手をした瞬間、

カオリちゃんに又しても頭痛が走った。

ズキ~~~~~~ン
カオリちゃん 「うっ、痛い!」

健 「大丈夫、カオリちゃん!? テメェ~、また何かしやがったんだろ!?

本気で許さねぇ~ぞ!」

太 「いやいや、オレは、何もしてないっタイ……。」

カオリちゃん 「やめて、タケちゃん。大丈夫よ。

ちょっと痛くなっただけだから。まだ本調子じゃないから

頭痛をするのはしょうがないわ……。

ごめんなさい、太さん。驚かせちゃったわね。」

太 「いや、こっちこそ、すまないっタイ……。

ところで、お前達、どこかに行くのっタイか?」

健 「ん?あぁ~、これからジジイの所にちょっと。」
太 「ナニぃ~~、やめとけっタイ! あそこは……。」

健 「なんだテメェ~、あそこに行ったのか?(笑)

臭かっただろう?(笑)」

太 「臭かったってもんじゃないっタイ!あそこは地獄っタイ!

あの臭い、どうにかならないっタイか……。」

健 「本当にどうにかしてほしいよな……。

あれじゃ用があっても、あの家には入れないしな……。」

健と太は、変な所で意気投合してしまった。

だが、唯一その臭いを知らないカオリちゃんの頭には「?」が浮かんでいた。

カオリちゃん 「そんなにヒドい臭いなの?」

健 「そりゃ、ヒドいってもんじゃないさ!

あそこに住んでる事自体、驚きだよ(笑) とにかく、

近くまで来たことだし、ジジイを呼び出すか?」

健がタイモウブレスで、毛家博士を呼び出そうとした時、
カシャッ……カシャッ……
というカメラの音が聞こえた。
不審に思った太は、健に確かめた。
太 「おい………、いまカメラの音が聞こえなかったタイか?」
健 「ん~~、聞こえたような、聞こえなかったような……。」
辺りを見渡しても、不審な者はなく、太も自分の空耳だったのかと思っていた。
カオリちゃん 「太さん、どうかしたの?」
太 「いや……何でもないっタイ。気のせいだったみたいっタイ……。」

健が再度、タイモウブレスでジジイを呼び出そうとした瞬間、

今度は毛家博士が健を呼ぶ声がした。

毛家博士 「なんじゃ、健じゃないか!」
健 「あっ、ジジイ。」

毛家博士 「どうしたんじゃ、こんな所で?

おっ、お嬢ちゃんも目が覚めたか!? 良かったの~~。

……ってか、太! なんで逃げるんじゃ!?」

太 「いや、いや、いや、いや、あんな部屋、クサくて入れないっタイ!」

毛家博士 「何なんじゃ! 太にしろ、健にしろ、

秘密基地でもあるあの家に難癖付けよって! 何が臭いじゃ!

ふざけるのもいい加減にしろ!」

健 「待て、待て、待て~~~! ふざけてるのは、ジジイだろ!

あんな部屋、人間の住む場所じゃね~~よ!」

毛家博士 「なっ、なにぉ~~!じゃあ、何か!

あそこに住んでるワシは、人間じゃないとでも言うのか!?」

健たちが、毛家博士の部屋についてもめてる時、シャッター音がまた聞こえた。
カシャ、カシャ!
その音に太がまた気が付いた。

太 「んっ?…………おい、健……。

今、また不信なシャッター音が聞こえなかったタイか?」

健 「あん? っんなの聞こえねぇーよ!

そんな事よりも、今はこのジジイの部屋についての方が大事だろう!

ジジイ、テメェー、いい加減に掃除しやがれ!」

毛家博士 「うるさい! お前らの鼻がおかしいんじゃ!

ワシは掃除なんかせんぞ!」

2人がもめていても太は、先程のシャッター音が気になってしょうがなかった。
だが次の瞬間、遠くの方から悲鳴が聞こえた。
「きゃ~~~~~~~!助けて~~!」

どうでもいい事で争いあっていた健・太・毛家博士の3人は、

その悲鳴にすぐに反応した。

毛家博士 「何事じゃ!?」
太 「もしかして、ハゲ……あっ!何でもないっタイ。」
カオリちゃん 「ナニナニ?どうしたの?ハゲ? 何の事なのハゲって?」

健 「なっ、何でもないんだよカオリちゃん、ハハハ……。(苦笑)

ジジイ、カオリちゃんを頼むぜぇ!」

毛家博士 「わかった! くれぐれも油断をするんじゃないぞ!」
健 「わかってるって! カオリちゃん、ゴメン! ちょっと待ってて!」
カオリちゃん 「えっ!? なっ、ナニナニ!? どこに行くの!?」
太 「すぐに帰ってくるっタイ! 心配ないっタイ!」
そう言うと、健と太は悲鳴の聞こえた方へと走っていった。
カシャ、カシャ!
4人は気付かなかったが、その間も不信なシャッター音は、していた。

健と太が向かった先では、ドンヨリ雲が青い空を覆い隠し、

その下でいつもの如くハゲイラー怪人が暴れていた。

健 「出やがったな、ハゲイラー怪人!

今日もちゃっちゃと倒してやるから覚悟しろ!」

ハゲイラー怪人・バリ官軍 「ババババ(笑)

毎度、毎度、簡単にやられる我が軍ではないでぇ~~あります!」

パイパーン大串 「そうだ、タイモウジャー!我々を甘く見るな!」
健 「あっ!! お前はあの時の!!」

パイパーン大串 「フン(笑) 久しぶりだな。

今日こそは、覚悟をしろよ!」

太 「オイオイオイ! オレがいることも

忘れてもらっちゃ~~困るっタイ!」

パイパーン大串 「貴様もいたか。それなら好都合!(笑)

2人まとめてあの世に葬ってやる! 行け、バリ官軍!」

バリ官軍 「ババババ~~!」
太 「健、変身っタイ!」
健 「お前に言われなくても変身するよ!いくぜ!チェンジ…」
健 「Go-More-On!」
太 「Zo-More-On!」

健は、タイモウブレスから電流が流れ、

太は、ゾウモウチェーンからの光に包まれながら変身した。

カシャ、カシャ!
2人が変身した時も、不信なシャッター音がした。
タイモウジャー 「この世を守るた……」

ゾウモウジャー 「おい、タイモウジャー。

また不信なシャッター音が聞こえなかったタイか?」

タイモウジャー 「テメー! 人が変身して、

決めセリフを言おうとした時に邪魔すんじゃねぇ~~よ!

本っっっ当にムカつく奴だずぇ~~!

さっきから言ってんだろ! そんな音、聞こえねぇーって!」

ゾウモウジャー 「いや、気のせいじゃないっタイ……。

確かに今、聴こえたっタイ! もしかして、他にも敵がいるっタイか!?」

タイモウジャー 「だから、気のせいだって言ってんだろ!

……ゴホン、ではやり直し。この世を守るた……」

タイモウジャーが決めセリフを言い直そうとした瞬間、

バリ官軍が攻撃を仕掛けてきた。

バリ官軍 「バリバリ光線!」
ドカ~~~ン!

タイモウジャー 「うわ~~~~! テメェー! 卑怯だぞ!

オレが決めセリフを言うまで待てねーのか!?」

バリ官軍 「ババババ~!(笑) いつでも戦闘は、

先手必勝でぇ~~あります!」

タイモウジャー 「何が“先手必勝でぇ~~あります!”だ!

特撮には、“お決まりのセリフ”ってのがあるだよ!」

パイパーン大串 「クククッ(笑) 相変わらず、

ダメダメ坊やの甘ちゃんだな(笑) そんな決めセリフに誰が付き合うと思う。

さぁ、バリ官軍、一気にたたみかけてしまえ!」

バリ官軍 「ババババ~!」

タイモウジャー 「コノヤロー!

正義のヒーローをナメんじゃねぇ~~ずぉ~~!」

カシャ、カシャ!
何者かによって撮られ続けるタイモウジャーにゾウモウジャー。
一体、何の為に撮られ続けているのであろうか?

果たして、その正体はゾウモウジャーが思うように、

ハゲイラーの怪人なのであろうか?

第23話につづく。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

タイモウジャーvsシンケンジャー

Part2_2

夢の共演が遂に!

あの「侍戦隊 シンケンジャー」と

我が「剛毛戦隊 タイモウジャー」が1つの写真に収まった!

奇跡の誕生、伝説の始まりです(笑)

この地球を守る為に、ヒーローは手を組む!

「侍戦隊 シンケンジャー」と

「剛毛戦隊 タイモウジャー」の今後の展開に注目せよ!

※本編での共演は、一切ありません(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第21話 「深夜の歩行者」

21t1

21t2

21t3

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手によって

侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの

「ピッカリ光線」によって次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として

生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり

悪の組織・ハゲイラーを倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第21話 「深夜の歩行者」

前回の闘いから何日か経過したが、ハゲイラー怪人も現れず、

健は相変わらず目を覚まさないカオリちゃんのお見舞いに来ていた。

健 「カオリちゃ~~ん……。いつになったら目が覚めるのさ? もしかして、

最終回まで目が覚めないっていうオチじゃないよね?

はぁ~~……、前回の闘いから、

なんか気持ちがモヤモヤするんだよな……。

やっぱりアイツとのアレが原因なのかな?

……仲間……かぁ……。」

健が窓の外の景色を眺めながら溜め息をついていると、

看護婦が入ってきた。

看護婦 「毎日、毎日、お見舞いに来てエラいわね。」
健 「あっ……いやぁ~~(笑)それほどでも……(照)」
健は照れながら答えた。

看護婦 「原因不明で倒れたから、

アナタも気が気じゃないかもしれないけど、

早く目を覚ますと良いわね!

あっ、ベッドのシーツを交換したいからちょっと手伝ってもらっても良いかしら?」
健 「あっ、はい。」

カオリちゃんが寝ているベッドシーツを取り替えようと、

カオリちゃんにかかっていた掛け布団をめくると看護婦は驚いた。

看護婦 「きゃ~~! なっ、何なのコレ!?」
その声に健も反応し、カオリちゃんに目線をやった。
健 「えぇ~~!? なっ、なんでこんな事に……!?」
2人が驚くのも無理はなかった。

寝たきりのカオリちゃんの足が、何故か“泥だらけ”になっており、

シーツまでもが真っ黒に汚れていたのだ。

看護婦 「起きた形跡なんてないから裸足で出歩く事なんてないし

……もしかして、イタズラ? もし、そうなら誰がこんなイタズラを……?

ヒドい……。」

健も驚きを隠せなかった。

健 「どっ、どうなってんだよ? 昨日も一昨日も、

こんな事になってなかったはず……。 イタズラなのかな……?

もしイタズラだったら、許せない……。」

この奇妙な出来事により、この日カオリちゃんの面会は急遽、

禁止になってしまった。

納得のいかない健は、イタズラの犯人を捕まえる為に、

病院の木陰に隠れて怪しい人物を捕まえようとしていた。

だが、そんな怪しい人物を健が見つけられる訳もなく、

気が付けば健は木陰でつい気持ち良くなり眠ってしまっていた。

深夜になり目が覚めた頃には、病院の敷地内も真っ暗になっており、

誰もいない状況になっていた。

ガバッ

健 「やべ~~! つい気持ち良くて眠っちまった……。

今何時だよ……。真っ暗じゃん……。 しょうがない、

今日は帰って、また明日、張り込んでやるか!」

ざっ……、ざっ……。
健が帰ろうとした時、遠くの暗闇に人影を感じた。
健 「んっ!? 誰かいるのか?」

健がよぉ~~~~~~~~く目を凝らして暗闇を見ると、

そこには寝たきり状態だったはずのカオリちゃんがトボトボと歩いていた。

健 「カっ、カオリちゃん!?」
健は驚きを隠せなかったが、一気に嬉しくなり、すぐに駆け寄った。

健 「カオリちゃ~~ん! やっと目が覚めたんだね! よかった~~。

全然起きないから、オレめっちゃ心配してたんだよ。

でも、目が覚めて本当によかった~~!」

健が興奮して話しかけたが、カオリちゃんからは何の返事もなかった。

健 「でもカオリちゃん、こんな深夜にどこに行くの?

まだ病院の敷地内から出るのは止めた方がいいよ。

体も万全じゃないんだからさ……。」

と健が言ってカオリちゃんの顔を見ると、

なんとカオリちゃんは睡眠状態でボソボソと呟きながら、

何かに引きよせられるかのようにトボトボと歩いていた。

健 「えぇ~~~!? 何コレ!?

ちょっ、ちょっとカオリちゃん! カオリちゃん!」

健はカオリちゃんを止めようと必死で声をかけて抑えつけたが、

カオリちゃんの耳には届かず、前に歩くのを止めようとしなかった。

健 「どこに行くのさ!? ストップ、ストップ、ストッ~~~プ!

……カオリちゃんが夢遊病になってるなんて聞いてねぇ~ぞ!

それにしてもカオリちゃんは相変わらず力が強いなぁ~!(汗)」

カオリちゃんを抑えつけた状態で、健の耳にカオリちゃんがボソボソと

呟いている声が聞こえた。

カオリちゃん 「……ん。…………さん。………お父さん……。」
健 「えっ!?」
カオリちゃんは又しても消息不明になったお父さんの夢を見ていた。

健 「カオリちゃん……。あんなにいつも明るくしてたけど、

本当は結構悩んでたんだな……。

もしかして、足が汚れてたのもこうやって知らず知らずに出歩いてたのかも?

でも、このままフラフラと行かしてちゃダメだ。

ちょっと痛いかもしれないけどゴメンね!」

と健は言うと、カオリちゃんの腹を1発殴った。
ドスっ!!
カオリちゃん 「うっ!?」
カオリちゃんの動きは止まり、健にもたれ掛かるように倒れた。

だが、健にもたれ掛かる瞬間、

健はカオリちゃんから何か殺気のようなものを感じた。

健 「やっべ~~、なんか今、カオリちゃんの目が

一瞬だけ開いた気がしたんですけど……。

しかも、ガンたれるようにブチ切れ寸前な感じの目で……。

意識のある時にこんな事やったら、

多分、倍返しでボコボコにされてただろうな(苦笑)

とりあえずカオリちゃんを病室に運んで、また明日来よう。」
健は、倒れたカオリちゃんを背負い病室へと向かった。

次の日、健が病院に来てみると、

そこには元気な姿のカオリちゃんがいた。

健 「カオリちゃん! やっと目が覚めたんだね!良かった~!」

カオリちゃん 「あっ、タケちゃん。

私、目が覚めたら病院だったからビックリしたわ……。」

健 「こっちもビックリしたんだよ。あの変な光で、

ぶっ倒れて気を失っちゃって心配してたんだよ。もぉ、大丈夫?」

カオリちゃん 「ちょっとダルいけど、今は何ともないわ。

ずっと痛かった頭痛もなくなったし。でも……。」

健 「“でも”、どうかしたの?」

カオリちゃん 「なんかお腹が痛いのよね……。

いいボディーブローを貰った感じっていうのかしら……?」

健 「いっ!!!!!!!」
健は、ビックリした。

健 【やべ~~~~。昨日、オレが殴ったせいだ……。

言ったら絶対に仕返しされるよ……。

ここは身の安全を確保するためにも黙っておこう……。】

健 「あっ、……た、多分、気を失って倒れた時に、

打ったんだよ(汗)ハハハハハ……。」

健はビビりながら答えた。

カオリちゃん 「そう……、それならしょうがないけど、

誰かにやられてたりしたら、マジで許さねぇ~んだけどな!」

とカオリちゃんの口調が所々おかしくなった。
健 「と、とりあえず、元気になったみたいで良かったよ。」
カオリちゃん 「そういえば、お店大丈夫かしら? 心配だわ……。」

健 「大丈夫だよ!

カオリちゃんが病院に入ってからは、1度も開けてないから。」

カオリちゃん 「えぇ~~!? それはダメだわ……

早く帰ってお店を開けなきゃ!

もし、お父さんが帰って来てたら心配をかけちゃうわ……。」

健 「カオリちゃん……。」
健は、カオリちゃんの気持ちに返す言葉が見つからなかった。

健 「とりあえず、今はまだ目覚めたばっかりなんだし、

退院しても無理はしちゃダメだよ。」

カオリちゃん 「そうね。無理したらまた倒れちゃうものね。」

健 「あっ、そうだ!カオリちゃんに会わせておきたいジジイがいるんだ!

今度、何かあった時はそのジジイに言えば大丈夫だから!

まっ、いつも競馬ばっかりやってるダメな爺さんだけどさ(笑)

これから会いに行こうよ!」

健は、退院したカオリちゃんを連れて毛家博士の下へ向かった。
同じ時刻。
太もまた毛家博士の下へ向かっていた。
太 「確か、この辺りって言ってた気がするっタイ。」

太が探していると、

たまたま競馬新聞を買いに行っていた毛家博士が通りかかった。

太 「あっ、ジイさん!」
毛家博士 「おっ、太じゃないか! どうしたんじゃ、こんな所で?」

太 「実は……、ジイさんに聞きたい事があるっタイ。

“タイモウブレス”と“ゾウモウチェーン”の関係性についてっタイ。」

毛家博士 「むっ!?何かあったんじゃな……。

よし、ここでは、なんだから家に来るがよい!」

これから“見に降り懸かる恐ろしい臭い”があるとも知らず、

太は毛家博士に連れられて、あのおんぼろアパートに向かった。

太 「ジイさんは、これを作ったあのオッサンを本当に知らんっタイか?」
毛家博士 「ん~~、ワシには全然見当がつかないんじゃが……。

でも、ゾウモウジャーであるキミが、

そのチェーンを預かった際に“健くんを守ってくれ”と言われたのなら、

そのチェーンと健が何かしら関係性があるのかもしれんな。

それに、実はワシもタイモウブレスを健に渡したが、

色々と疑問点があるのじゃ……。

やはり、何かしら関係性があるのかの?

……おっ、ここじゃ。ここがワシの家でもあり、

秘密基地でもあるアパートじゃ。」

未だに、あのクサイ部屋に足を踏み入れていない太にとって、

そこはただのおんぼろアパートにしか見えなかった。

毛家博士 「さぁ、どうぞ。」
毛家博士がドアを開けた瞬間、中からあのクサイ臭いが漂ってきた。

太 「ぶはっ!!!! なんだ、このクサイ臭いわ~~!!!!!!!

鼻がもげるっタイ~~~~~~~~~~!!!」

太も健同様のリアクションをとって、その場から立ち去ってしまった。

毛家博士 「あっ、待つんじゃ!……、健にしろ、太にしろ、

なんじゃ最近の若いヤツらは!(怒)

人の部屋のドアを開けるなりクサイって言って立ち去りよって!

全くけしからん!…………、まっ、掃除をしとらんからしょうがないか(笑)」

太は、「この世の臭いじゃないっタイ」とまで思いながら

鼻を摘みながらダッシュで逃げていた。

太 「あのジジイ! ハメやがったタイな~~!

今度、会ったらコテンパンにしてやるっタイ!」

と、ダッシュで路地を曲がろうとした時、

反対から来た健とカオリちゃんにぶつかった。

ゴチ~~~~~~ン!

健 「イテェ~~~~!

テメェ~~、どこに目ぇ~付けて………あっ!テメェ~~!」

太 「イタタタタっタイ……。あっ、健。

んっ?あっ、キミはあの時の……。」

又しても突然出会ってしまったカオリちゃんと太。
果たして、またあの光によって気を失ってしまうのだろうか?
目覚めたばかりのカオリちゃんの運命はいかに?
第22話につづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

剛毛戦隊 タイモウジャー 主題歌

Photo_4

剛毛戦隊 タイモウジャー  ~主題歌~
作詞 テッペーリ
地球のピンチだ
いま、立ち上がれ
正義のハートを持つ戦士達よ
僕らの手には、
夢や希望が詰まっている
明るい未来の為に戦い続けるぜ
容赦ない悪の組織・ハゲイラー
どんな怪人でも負けはしない
いくぜ、チェンジ!
掛け声1つで
地球を守るヒーローに変身だぁ~~!
Go More 剛毛
Go More 剛毛
オレたちの地球をハゲさせはしない。
Go More 剛毛
Go More 剛毛
力を合わせ
いくぜ!倒せ!平和の為に!
Wow~、剛毛戦隊 タイモウジャー
Go More On!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第20話 「残る感触・・・。」

201

202

203

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の

手によって侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」によって

次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として

生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第20話 「残る感触・・・。」
作者の権限により撮影を中断されてしまった前回。

決して作者が話を書くのが面倒くさくなった訳ではなく、

“大人の都合”ということだけは御理解頂きたい(笑)

ピンチな場面で突如、

新しい展開が用意されていたタイモウジャーにゾウモウジャー。

タイモウジャーが持つ「男汁」によってバズーカに変化した「モウコーン」は、

前回よりもギンギンに、いや、ビンビンになっていた。

だが前回、かなり高まっていたゾウモウジャーのモチベーションは、

撮影が中断した事により下降気味になっていた。

ゾウモウジャー 「ウワー、スゴイ銃ッタイ。。。コレデ、オレラノカチッタイ。。。」

心ここに在らずでセリフを棒読みするゾウモウジャーに、

周りが唖然としている中、タイモウジャーである健がブチキレた。

タイモウジャー 「おい、コラァ、テメェー! もうちっとやる気を出せよ!」
ゾウモウジャー 「…………。」
タイモウジャー 「聞いてんのかコラァ!!」
ゾウモウジャー 「…………。」
一向にモチベーションが上がらない太に健も限界を感じていた。

タイモウジャー 「コイツ~~!!幾ら撮影が延びてモチベーションが

上がらないからって、こんな態度をとらなくても……、

本当にイライラしてきた!! 一発ぶん殴ってやるずぇ!」

タイモウジャーは、いや健は、役とか関係なしに1人の役者として、

1人の人間としてイライラしてしまい、撮影そっちのけで太をぶん殴ってしまった。

ボコンッ!!!!
ゾウモウジャー 「ぐへっ!! 痛ッ!! 何すんだよ!」

タイモウジャー 「目が覚めたか!テメェーこそ、

ナニ手ェ抜いて演技してんだよ! それでも役者か!」

健の一発と、その言葉に太は、我に返った。

ゾウモウジャー 「はっ!! なんて事っタイ……。

盛り上がってたモチベーションが一気に下がってしまって素人みたいな

演技をしてしまったタイ…。

自分がプロの役者だって事を忘れてたっタイ!

撮影スタッフさんに、演者さん、本当に申し訳なかったっタイ!

前回のモチベーションを取り戻して、また頑張るっタイ!」

ゾウモウジャーである太は、演者としてのスピリットを取り戻しやる気を出した。

タイモウジャー 「そうだぜぇ!

そうじゃなきゃ、この話もタイモウジャー自体も盛り上がらないずぇ!」

前回、一番モチベーションが低かった健は、

何故だか今回はヤケにやる気を出していた。

タイモウジャーとゾウモウジャーのモチベーションが高まった瞬間、

ハゲイラー怪人のマツヤニーが口を挟んだ。

マツヤニー 「あの~~、スミマセン……。何か前回の話から、

後半部分ほとんどオレを無視してたみたいだったんで、

その新しい武器でさっさと倒してもらえますかね?」

と、特撮では珍しく自分からヤラれる事を志願してきた。

タイモウジャー 「ハハッ!(笑)イイずぇ~~!

面倒くさいからチャッチャと倒してやるずぇ!」

ゾウモウジャー 「そうだなっタイ!

このバズーカの威力も知りたいっタイ!んじゃ……」

と、せっかくタイモウジャー達を追い込み、

有利に立っていたハゲイラー怪人だったが、

完全に悪役としてのモチベーションが下がってしまい、

誰のフォローもなく、ここは“大人の事情”により

チャッチャと倒される事になってしまった。

タイモウジャーとゾウモウジャーが、バズーカに変形したモウコーンを構えると、

七色の光がマツヤニーを照らした。

タイモウジャー 「ハゲイラー怪人、ロック・オン!

試さしてもらうずぇ~~、このバズーカの威力を!

喰らえ、毛根一直線、“プロピアンボンバー”!!」

バズーカから放たれた砲弾は、

七色の光に乗ってマツヤニーに飛んでいった。

ズゴドギョドギョーーーーーン!!!!

マツヤニー 「モヤ~~~! 大人の事情か何か知らないけど、

こんな中途半端な役は、もうイヤだ~~!」

ドカーーーーーーーーーーン!!!!

ハゲイラー怪人・マツヤニーは、大人の事情により

モウコーンバズーカで跡形もなく消されてしまった。

ゾウモウジャー 「スゴイ威力っタイ……。」

ゾウモウジャーが手に残る感触を感じていたのと同時に、

タイモウジャーも複雑な思いでこの威力を感じていた。

タイモウジャー 【ナンなんだ、この感覚は……。

これだけスゴイ威力なら本気になったらハゲイラーなんて一発で……。

いや、でもそれはコイツを“仲間”として受け入れる事になるし…………。

ダメだダメだ! 一体オレはどうすればいいんだ……。】

タイモウジャーの心を察するかのように、

ゾウモウジャーが声をかけた。

ゾウモウジャー 「まだオレの事を“仲間じゃない”って思ってるタイか?

お前も今、コイツの威力を感じたはずっタイ。

そして、いまだに残るこの感覚……、

これこそが紛れもない“仲間”の証っタイ。」

タイモウジャーはゾウモウジャーの言葉に、

返す言葉が見つからなかった。

タイモウジャー 「くっ……悔しいけど……、

お前が“敵”じゃない事だけは……確かに感じたずぇ……。

でも!……でもだ!カオリちゃんの目が覚めるまでは、

“仲間”だなんて認めないからな!」

そういうと健は、またダッシュで去っていった。

ゾウモウジャー 「あっ、待つっタイ! アイツ、

逃げ足だけは速いっタイ……。それにしても凄い威力だったタイ……。

でも何故、タイモウジャーの“男汁”と

この“モウコーン”が共鳴しあったんだタイ?

これはあのジイさんに聞いてみるしかないっタイ!」

毛家博士が作り出したタイモウブレス。
そして、ハゲイラーに捕まっている育毛教授から預かったゾウモウチェーン。

それぞれ違う者の手によって作り出された変身アイテムにも関わらず、

2つのアイテムは引かれあった。

果たしてこの2つにどんな秘密が隠されているのだろうか?

一方、またしてもタイモウジャーと

ゾウモウジャーにより倒されてしまったハゲイラー怪人。

こうも簡単に倒されてしまうと、あの兄弟が黙っていなかった。

弟・ロクヨーン 「またしてもタイモウジャーとゾウモウジャーにやられたヅラ!

あの魔神ハゲイラー様の復活は何の為だったヅラ!

やはり、1000年前のポンコツ……

期待しただけ無駄だったヅラ。なぁ~~兄ジャ!?」

兄・シチサーン 「ふっ、ゲーハー大佐もオレらの力を見くびっているヅラ。

まっ、魔神ハゲイラー様の力に期待したオレらもオレらだったヅラ。

こうなったら、オレらヅーラ兄弟が出て行って、

あんなヤツら簡単にひねり潰してやるヅラ!ヅラヅラヅラヅラ~(笑)」

そんな会話に犬猿のパイパーン大串が入ってきた。

パイパーン大串 「貴様ら、いくらハゲイラーの幹部とはいえ、

勝手な行動は止めておくんだな。」

弟・ロクヨーン 「ヒュ~~(笑) 誰かと思えば、

これはこれはハゲイラー幹部の“パイパーン大串様”ではないヅラか(笑)」

ロクヨーンのふざけた返しにパイパーン大串は、

鋭い目つきで睨みつけた。

パイパーン大串 「下品な輩は、これだから困る……。

これは、ゲーハー大佐からの命令だ!」

パイパーン大串の言葉をかき消すかのようにヅーラ兄弟が笑った。

兄・シチサーン 「ヅラヅラヅラヅラ~(笑) ゲーハー大佐の命令だヅラ?

笑わせるなヅラ! オレら兄弟の気が短い事くらい、

お前も知ってるはずヅラ!

いつまでも、あんなヒーロー気取りの奴らに好き勝手はさせておけないヅラ!

もし、行かせないのであれば……

今すぐここで貴様と勝負してやってもいいヅラ?」

同じ組織でも犬猿の仲だけあって、今にも一触即発な空気が流れた。
だが次の瞬間、魔神ハゲイラーの苦しみの声が聞こえた。
魔神ハゲイラー 「ぐぎぎぎぎ………。ぐぎぎぎぎ………。」
弟・ロクヨーン 「チッ。またあの奇妙な声ヅラか……?」

その声に呼ばれるかのようにヅーラ兄弟、パイパーン大串、

そしてゲーハー大佐が魔神ハゲイラーのもとに集まった。

ゲーハー大佐 「せっかく、ハゲイラー様に分け与えて頂いた

“悪の力”を無駄にしてしまい申し訳なく思っております。

何卒、お許しを……。」

魔神ハゲイラー 「そんな事は、どうでも良い……。

キズが……疼く……。貴様らに問う……。タイモウジャーに……

ゾウモウジャー……、アイツらの正体とは……?」

パイパーン大串 「ハッ、今はまだハッキリと分かっていませんが

何者かが作り出した者ではないかと……?」

パイパーン大串が返すと、魔神ハゲイラーは、少し黙ってから軽く笑った。

魔神ハゲイラー 「…………フッ(笑) そうか……そうか……。

クックックックックック(笑)」

その笑いは、不気味過ぎるほど低い声だった。

ゲーハー大佐 「我々の邪魔をするあの2人。ヤツらを倒す為にもう一度、

力をお貸し下さいませ。」

と、ゲーハー大佐が言うとヅーラ兄弟が割って入ってきた。

弟・ロクヨーン 「ゲーハー大佐、ちょっと待つヅラ。

今回はオレら兄弟に行かせてくれヅラ。」

パイパーン大串 「貴様ら、さっき言った事を忘れたのか!」

兄・シチサーン 「ほざくなヅラ! オレら兄弟は、素直に聞き入れるほど、

優等生じゃないヅラ。それに、この有り余る力を使いたくてしょうがないヅラ!」

力に自信を持っているヅーラ兄弟は、その有り余るパワーをアピールした。

ゲーハー大佐 「確かに貴様ら兄弟が出て行けば、

あのクソヒーロー気取りも簡単に倒せるかもな……。

だが、今はまだその時ではない。まぁ、少し待て(ニヤリ)」

ゲーハー大佐の不適な笑みがヅーラ兄弟を黙らした。

ゲーハー大佐 「パイパーンよ。今すぐに次の怪人を用意しろ……。

ハゲイラー様!もう一度、力をお貸しくださいませ!

ヤツらが何者なのか、正体を暴いてやりますぞ!」

魔神ハゲイラー 「フンッ(笑) よかろう。楽しみにしてるぞ……。」
ゲーハー大佐が隠し持つ、なにやら不気味な企み……。
そして、魔神ハゲイラーがタイモウジャーに対して何かを少しずつ感じ出した違和感。
果たしてこの2つは交わるのであろうか?
どちらにしても、タイモウジャーに新たな魔の手が忍び寄ろうとしている。
第21話につづく。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

第19話 「毛根の新たな証」

9t1

9t2

9t3

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の

手によって侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの

「ピッカリ光線」によって次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し

「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が

手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第19話 「毛根の新たな証」
病院を後にした剛毛 健は、鋭い目つきで行き交う人々を見ていた。

健 「くそっ! 何でもない人達までもがハゲイラーに見えてしまう!

アイツら……、どこにいやがるんだ。」

カオリちゃんが謎の光によって意識を失ってから、

健は全ての事にイライラが募り、ノイローゼ気味になっていた。

そんな健の目に、ある光景が映った。

「街中の皆さ~~ん、今日は“世界喫煙デー”ですよ!

みんなでタバコを吸って、イライラを解消しましょう!」

いかにも体に悪そうなキャッチフレーズを掲げ、

街中でタバコを配り歩くキャンギャルがいた。

そのキャンギャルが健の目の前に来て、タバコを差し出してきた。

キャンギャル 「はい、無料ですのでどぉぞ。

みんなでタバコを吸って、イライラを無くしましょ!」

全くタバコを吸わない健であったが……、
健 「かっ、かわいい……(照)。しかも、ボインやね~~(ニヤッ)」

と、可愛いくてボインな女の子に弱い健は、

すぐその気になってしまった。

健 「オレ、タバコ吸えないけど……、最近イライラが激しいし、

気持ちが落ち着くなら少し吸ってみてもいいよな……?

それに“男”なら、タバコを吸ってた方が、

カッコ良く見えるだろうし、

今後そういう渋い役の仕事が増えるかも……」

などと、相変わらず意志の弱い健は

ワケの分からない言い訳を言ってタバコを吸おうとした。

だが、ライターが無いことに気付いた。

健 「あっ、火が無ぇ~や。 これじゃ、吸えないな……。

誰かに貸してもらうか。

あの~、すみません。 火を貸して頂けますか?」

健は、背中合わせにいた1人の学ラン姿の男に声を掛けた。
「いや、実は自分も火を持ってなくて、困ってたタイ。」
と聞き覚えのある、語尾に“タイ”と付く言葉が聞こえた。
健 「あっ!」
太 「あっ!」
2人は同時に驚いた。
健は、太だった事に驚き、太は健だった事に驚いた。
太 「なんや、健だったタイ?偶然タイ(笑)」

健 「………………、テッ、テメーは、チョロチョロ、チョロチョロ、

いつも俺の目の前に現れやがって……、

お前に出会ってからイライラばっかりだ!」

太の姿が目に入るなり健が急にブチ切れた。

その光景を見たキャンギャルが

健たちの方へ戻ってきて場を落ち着かせた。

キャンギャル 「まぁまぁ、お二人とも。何があったか知りませんが、

ここはタバコを吸って、落ち着きましょうよ。

そうすれば、心も体もリラックスしますよ。」

健は、キャンギャルのネェちゃんの“ボインな谷間”と

“甘いキャットボイス”に簡単にヤられ落ち着きを取り戻した。

健 「あっ、あぁ……、そうだな。

それにしてもついつい見とれてしまう立派なボインだなぁ(ニヤニヤ)

…………じゃなくて、ネェちゃん、火ィ持ってない?」

ボインばかりを直視していた健が聞くと、

キャンギャルは不思議な形をしたライターを取り出した。

キャンギャル 「ありますよ。はいっ、どうぞ(ニヤッ)」

キャンギャルがスッとライターを取り出し、

火を点けようとした瞬間、太がキャンギャルの手を掴んだ。

太 「おっと、ネェ~ちゃん、危ないっタイ。

そんな角度でライターに火を点けたら、健の髪の毛を燃やすっタイ。

それに、そのライター、不思議な形をしてるっタイね?

どこで売ってるタイ?」

太がキャンギャルにそう聞くと、キャンギャルは戸惑った。
キャンギャル 「あっ、あっ……、えぇ~~っと……。」

健 「おい、モロコシ頭! テメェ~~は、なんでイチイチ口出しをすんだよ!

これ以上、俺をイライラさせんな!」

っと、健がまたしても太の行動が気に食わずブチ切れた瞬間

「シュボッ」と言うライターの火が点く音が聞こえた。

健が振り返ると、健のTシャツの背中部分が燃えだしていた。

健 「うぎゃ~~! アチチチ!燃えてる~!

ゴルァ!ネェ~ちゃん、何しとんねん!」

キャンギャルは、ニヤニヤと健の焦る姿を見て笑っていた。

キャンギャル 「あら、ごめんなさ~~いモヤ~(笑)

手元が狂ったモヤ~~(笑)」

甘いキャットボイスが奇妙な声に変わった瞬間、太が気がついた。
太 「貴様~、一体、何者っタイ!もしかして、ハゲイラーっタイな!」
キャンギャルの姿が壊れ、本当の姿を現した。

ハゲイラー怪人・マツヤニー 「モヤモヤモヤ~!

あともう少しで全身の毛が燃え、ツルピカになっていたのにモヤ~。

おしかったモヤ~。」

背中を少々、焼かれた健が怒鳴った。

健 「あちちち……。バカヤロー!

全身が燃えたら“ツルピカ”って言わね~~んだよ!

全身、真っ黒になって“丸焦げ”って言うんだよ!

言葉を間違えてるぞ!

クソ~~!どいつもこいつも、俺をイライラさせやがって!

こうなったらこのイライラを止める為に大暴れしてやっからな!

覚悟しろ! チェンジ! Go-More-On!!」
健が変身すると、太も変身した。
太 「オレも変身するっタイ! チェンジ! Zo-More-On!!」

お互いがそれぞれに変身した頃、

ハゲイラーの秘密基地でその光景を見ていた

魔神・ハゲイラーがまたしても苦しみだした。

魔神・ハゲイラー 「グギギギギ……、

疼く……疼く……1000年前のキズが疼く……。」

キズを抑えながら魔神・ハゲイラーは、

タイモウジャーとゾウモウジャーを見つめた。

魔神・ハゲイラー 「コイツ等が“タイモウジャー”に

“ゾウモウジャー”……。見れば見るほど、

このキズを付け我が身を封印したあの憎き“一族”に似ている。

もしやキズが疼く原因は、コイツ等なのか……。

邪魔な存在……生かしておく訳にはいかんな………。」

魔神ハゲイラーの呟いた声は誰にも聞かれる事もなく、

闇に消えていった。

タイモウジャーとゾウモウジャーに変身した健と太だったが、

相変わらず健は太にキレていた。

タイモウジャー 「なんでテメェーまで変身してんだよ!

こんなヤツ、俺1人で楽勝に倒せるんだよ!

お前の力なんて借りなくても余裕だずぇ~!」

ゾウモウジャー 「よく聞くっタイ!これからオレらの

目の前に現れるハゲイラー怪人をあまりナメない方がいいっタイ。

ここはこの前みたいに、一緒に力を合わせて戦った方が利口っタイ!」

タイモウジャー 「うるせぇー!

俺はお前を“仲間”だと認めたワケじゃないぞ!

カオリちゃんを苦しめた分際で、

何が一緒に力を合わせて戦おうだ!ふざけんな!」

ゾウモウジャー 「だから、あの光はオレには関係ないっタイ!

何回も言ってるっタイ!」

タイモウジャーとゾウモウジャーが言い争いをしている間に、

ハゲイラー怪人・マツヤニーは、自身がくわえているタバコに

火を点け深く煙を吸い込んだ。

マツヤニー 「モヤモヤモヤモヤ~(笑)

そうやっていつまでも仲間割れをしているがいいモヤ~(笑)

そんな貴様らにステキなプレゼントをくれてやるモヤ~(笑)」

マツヤニーは、タイモウジャーとゾウモウジャーに向け、

深く吸い込んだ煙をフゥ~~~っと吹きかけた。

煙は、タイモウジャーとゾウモウジャーをあっという間に包んだ。
タイモウジャー 「だから、お前が……んっ?なんだこの煙は?」

ゾウモウジャー 「しっ、しまったタイ!

言い争いに夢中になってて、ハゲイラー怪人の事を忘れてたタイ!」

マツヤニー 「モヤモヤモヤモヤ~(笑)

今頃気付いても、もぉ遅いモヤ~!

貴様らはその包まれた煙から出る特殊な液体によって、

体中がベチョベチョになり、皮膚が詰まり

息が出来なくなって苦しんで死んでいくんだモヤ~!」

タイモウジャー 「なんだって! くそー!

テメェーと揉めてたからこんなピンチになっちゃったじゃね~か!

つくづくムカつく奴だずぇ!」

ゾウモウジャー 「まだ言うっタイか!?俺のせいじゃないっタイ!

……いや、今はそんな事で揉めてるヒマはないっタイ。

ここは一先ずこのピンチを抜け出そうっタイ!」

タイモウジャー 「うるせー!分かってるずぇ、

そんな事!でも、一体どうしたら…。」

マツヤニー 「モヤモヤ~(笑) ムダムダ。

1度その煙に巻かれてしまったら死ぬまで出て来れないモヤ~(笑)

諦めてそのまま死ぬモヤ~。」

タイモウジャー 「誰が諦めるか~!

オレにはまだやらなきゃいけない事がたくさんあるんだよ!

カオリちゃんを……、カオリちゃんを苦しめる環境から救うまでは、

この役を辞められねぇ~~んだよ!」

ゾウモウジャー 「そうっタイ! オレもあのオッサンを助けるまでは、

戦い続けるんっタイ!」

2人の強い想いが重なった時、

タイモウジャーの腰にぶら下がる「男汁」と

ゾウモウジャーの「モウコーン」が光だした。

タイモウジャー 「なっ、なんだ!? どうしたんだ一体?」

ゾウモウジャー 「これは、何か意味をしているのかもしれないっタイ。

健、その汁をこのモウコーンにぶっかけるっタイ!」

タイモウジャー 「いいのか?

そのヘンテコな銃がぶっ壊れても知らねーぞ。」

ゾウモウジャー 「根拠はないけど、大丈夫っタイ!

大体のヒーローものは、こういう時に新しい展開が用意してあるっタイ!

もし、ぶっ壊れても作者に頼めば、どうにかなるっタイ!」
明らかに作者頼みの展開を期待するゾウモウジャーとタイモウジャー。

作者であるテッペーリも困ってしまったが、次の台本へ繋げる為にも、

ここは新しい展開にした方が面白そうなので、

ありがちなパターンを用意した。

タイモウジャーがゾウモウジャーのモウコーンに男汁をぶっかけると、

モウコーンは更に光り輝きだした。

マツヤニー 「貴様ら~~!

作者を味方に付けるとは汚いモヤ~~!

これじゃ、オレが倒されるのが見え見えモヤ~!」

タイモウジャー 「うるせぇ~~!

昔っから“正義は絶対に勝つ”って決まってるだよ!

それに新しい展開になるんだから、ちっとは黙ってろ!」

ゾウモウジャーの持つモウコーンは、

タイモウジャーの持つ男汁をぶっかけられた事によって

形がバズーカに変化した。

ゾウモウジャー 「これは、一体どういう事っタイ?」

タイモウジャー 「もしかして、

その銃に“男汁”をかけたことによってボッ……。」

ゾウモウジャー 「だぁ~~!

その先は言ったらダメっタイ! 放送禁止っタイ!」

ゾウモウジャーはタイモウジャーの言葉を止めた。

ゾウモウジャー 「でも、これで益々ハッキリしたっタイ!

オレとタイモウジャーは手を組まなきゃいけない存在っタイ!」

タイモウジャー 「いや、作者が何を考えて、

こんな展開にしたのか分からねぇ~けど、

オレはまだお前を味方だなんて……。」

ゾウモウジャー 「ハイ、ハイ。もぉ分かったタイ。

とにかく、このバズーカを一緒に持つっタイ!」

タイモウジャー 「えぇ~~~!?イヤだよ~~!

それじゃ、完全に“仲間として認めた”って感じに……。」

ゾウモウジャー 「つべこべ言わずに持つっタイ!」
タイモウジャー 「……はぁ~~い。」
タイモウジャーは、新しくバズーカに化けたモウコーンを渋々持った。
ゾウモウジャー 「覚悟するっタイ、ハゲイラー!」

ゾウモウジャーのやる気満々を打ち消すかのように、

作者から天の声が入った。

作者 「あの~~、盛り上がってる所スミマセン。

今回の19話なんですが、随分と長くなってしまったんで……

続きは次回で良いですか?(笑)」

タイモウジャー 「えぇ~~~!!!!」
ゾウモウジャー 「えぇ~~~!!!!」
驚きを隠せないタイモウジャーにゾウモウジャー。
いや、撮影スタッフまでもが驚きを隠せなかった。
そりゃ、そうである。
前代未聞と言ってもおかしくない“カット”という展開なのであるから。

だが、作者の発言は絶対なだけに、

話の続きは次回に持ち越しになった。

ゾウモウジャー 「新しい展開で、

こんなに高ぶったオレのモチベーション……

次回まで保ててられるっタイか?」

20話につづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

剛毛戦隊 タイモウジャー より、ご挨拶

4_4

T3_4

08年より開始した「 剛毛戦隊 タイモウジャー 」を
読んで頂いている読者のみんな、元気かな?

作者のテッペーリだよ!

最近、全然更新が出来なくてホントにごめんなさい。

日々の生活が忙しくて、なかなか更新する時間がなくて・・・・。

でも、近いうちに新しいモノを更新するんで楽しみにしててくれよな!

この物語を更新しだした当初は、1年で終わるはずだったんだけど、
更新率の悪さから、なんともう1年続行が決定しました(笑)

なので09年も合言葉は“Go More On”で応援してくれよな!

ちょっと遅れちゃったけど、「タイモウジャー」と、
「剛毛 健」から新年の挨拶をプレゼントしちゃうぜ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第18話 「闇の中……。」

T

T_2

T_3

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手によって

侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」によって

次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し

「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が

手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。この物語は、

そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。

剛毛戦隊 タイモウジャー
第18話 「闇の中……。」
《剛毛 健の目の前に現れた眉毛 太。》

健は何故、自分の目の前に太が現れたのか、聞く耳を持たなかった。

そして、それを知ろうともしなかった……。

健 「ジジィ、いい加減にしろよ! 何回言われても信用しねぇ~よ!

アイツに何を吹き込まれたのか知らねぇ~けど、

アイツは味方なんかじゃねぇ~って!

アイツから聞いた事は全部ウソに決まってるだろ!」

毛家博士 「何故じゃ! 何故、信用せんのじゃ!

現にお前さんは、アヤツに2度も助けられとるじゃないか。」

健 「そっ、そりゃ……、助けられたけど……。でっ、でもだ!

カオリちゃんが意識を失って、もぉ2週間も目を覚まさないんだぞ!

アイツが出した変な光でカオリちゃんは……。

そんなヤツをどうやって信用しろっていうんだ!」

博士と健は、カオリちゃんが入院している病院の庭先で口論していた。

博士 「よいか、健……。

確かにワシは、お前さんにそのタイモウブレスを渡して、

この地球を守る為に戦って欲しいと頼んだ……。

じゃが、今、この地球は、ワシの想像を遥かに超えた出来事が、

起きようとしておるのじゃ。」

健 「なっ、何だよ……、想像出来ない事態って……?」

博士 「どこから来たのか分からない悪の組織・ハゲイラーが、

ワシらの知らぬ間に、何やら“巨大なハゲの力”を

手に入れたらしいのじゃ……。」

健 「“巨大なハゲの力”?」

博士 「そうじゃ……。確かな情報ではないが、

この間、戦ったハゲイラー怪人も言っておったじゃろ、

“あのお方の復活”という言葉を。

太も以前、お前さんを助けた際に、

2人組のヤツらが言っておった

“あのお方の復活”という言葉を聞いておるらしい。

これは明らかに何かが動いている証拠じゃ。」

健 「確かにアイツらは、そうやって言ってたけど……。

でも、だからってゾウモウジャーであるアイツと仲良く手を取り合って

ハゲイラーと戦う事なんて出来ねーよ!」

博士 「何故、分からんのじゃ!

共に戦う仲間が見つかったというのに……。」

健 「うるせぇ~! あんなハゲ軍団、オレ1人で倒してやるよ!

カオリちゃんを……、カオリちゃんを苦しめるヤツらなんて

誰も信用しねぇ~んだよ!」

健は、そう言うと、ダッシュで病院内に駆け込んで行った。

博士 「あっ、コラ! 待たんか!まだ話は終わっておらん!

…………くそ~、行ってしまったか。

何故、健は、あぁもへそ曲がりなんじゃ。

確かに健の気持ちも分からなくはないが……。

じゃが、今は一刻も早く“タイモウジャー”と“ゾウモウジャー”が

力を合わせて1つにならなくてはいけないのに……。」

悩む博士を後目に、健はカオリちゃんが眠る病室に辿り着いた。

健 「カオリちゃん……。どぉして目を覚まさないんだよ……。

やっぱり、カオリちゃんにオレが“タイモウジャー”だって事を

伝えるべきだったかな……?

そうすれば、カオリちゃんもこんな目に

会わなくて済んだかもしれないのに……。本当にゴメン……。」

未だ眠り続けるカオリちゃんを見つめながら健は、自分を悔やんだ。

健 「クソっ!ハゲイラーめ……。絶対に許さねぇ~!

何が何でも見つけ出して、ぶっ潰してやる!」

健は、悔やんだ気持ちをグッとこらえ病院を後にした。

だが、カオリちゃんが意識を失った原因が、

ハゲイラーのせいではない事に気付かされるのには、

もうちょっと後になってからだった。

一方、闇から復活した魔王ハゲイラーは、苦しんでいた。
魔神ハゲイラー 「ぐぉぉぉぉ……。疼く……。疼く……。」
ゲーハー大佐 「ハゲイラー様、どうなされましたか!?」

魔神ハゲイラー 「1000年前にヤられた傷が疼くのだ……。

何故だ…、この時代に“あの一族”はいないはずではないのか……?」

ハゲイラーは、疼く傷を抑えながら鋭い眼光でゲーハー大佐を睨んだ。

ゲーハー大佐 「大丈夫ですとも!

ハゲイラー様が生きていた時代とは違い、

この時代に“あの一族”は存在しません!

あの一族は、1000年前にハゲイラー様を封印した後に、

力尽きて絶滅したはずです。

現在、我々ハゲイラーに逆らう者など、

この世には、いませんぞ!

あのタイモウジャーなどとほざく若造どもを抜かして……。」

魔神ハゲイラー 「では、この疼きは何なのだ……?

ぐぉぉぉぉ……。」

苦しむ魔神ハゲイラーを横目に、ゲーハー大佐は思った。

ゲーハー大佐 【チッ。やはり1000年前のポンコツだったか……。

負っていたキズを完治させても、まだ考えが甘かったとは……。

まぁいい。今は、この地球を征服するのに、

ヤツの力がどうしても必要だ。

邪悪なエネルギーを吸い取るだけ吸い取って、

使えなくなった時には始末すれば良い……ククッ。】

ゲーハー大佐は、またしても何かを企む悪巧みの顔を見せた。

ゲーハー大佐 「ハゲイラー様。その疼き苦しむ悪のパワーを、

何卒、我々の怪人に注いぎこみ、パワーアップをさせて下さいませ。」

魔神ハゲイラーは、苦しむ顔を上げ、ゲーハー大佐の要望に応えた。

魔神ハゲイラー 「ぐぉぉぉぉ…。よかろう……。

この“疼き”と“苦しみ”がなくなるのであれば、

我がパワーを貴様等の怪人に注ぎ込んでやる。

ぐぉぉぉぉ……、ハァ~~~!!」

邪悪なエネルギーがハゲイラー怪人に注がれた。
ハゲイラー怪人 「モアモアモア~~!力がみなぎるモア~!」

ゲーハー大佐 「ハゲイラー怪人・マツヤニーよ!

貴様に注がれた新たなハゲのエネルギーを使い、

地球人共を苦しめてこい!逆らうヤツは皆、ハゲ殺しだ!」

ハゲイラー怪人・マツヤニー 「了解モア~!」

新たに邪悪なパワーを注ぎ込まれたハゲイラー怪人は、

力をみなぎらせて街へ潜り込んでいった。

パイパーン大串がスッと現れ、小声でゲーハー大佐を呼び止めた。
パイパーン大串 「ゲーハー大佐様、ちょっと宜しいでしょうか?」
ゲーハー大佐 「どうした?」

パイパーン大串 「先日、捕らえた人間が

何やらゲーハー大佐と話がしたいと申しております。

いかがなさいましょう?」

ゲーハー大佐 「ふん、人間の分際で生意気な……。

良いだろう、少しだけ話をしてやる……。

魔神ハゲイラー様!

ごゆっくりとハゲイラー怪人の暴れっ振りを御覧下さいませ!」

そういうとゲーハー大佐は、

パイパーン大串と共に闇の中へ消えていった……。

2人が向かった先は、

魔神ハゲイラーも知らないもう1つの闇の中だった。

その闇の中には、ポツンと1つだけ牢屋があり、

その中に1人の人間がいた。

ゲーハー大佐 「フン、何の用だ、

人間の分際で私と話がしたいらしいではないか……

なぁ、“育毛教授”よ。」

牢屋の中に閉じ込められている“育毛教授”と呼ばれた人間こそ、

太が助けだそうとしている人物であった。

育毛教授 「貴様ら……、

私の忠告を無視して魔神ハゲイラーを復活させよったな……?」

パイパーン大串 「ふんっ、黙れ!

1000年も前のポンコツに何をそこまで恐れている?

我々の力を見くびるなよ!」

育毛教授 「何を言ってるんだ……見くびっているのは

貴様らではないか!

1000年前の事を知らないからそうやって言ってられるのだ……。

第一、貴様等に魔神ハゲイラーを操るだけの力があるのか!?」
パイパーン大串 「なっ、何を~~!」

ゲーハー大佐 「落ち着け、パイパーン。

オイ、教授……、あまり我々の力をナメない方がいいぞ。

なぜ貴様をさらったのか、その頭で良~~く考えるんだな。

1000年前の事など、とうの昔に調べあげてあるわ!

それに、ここには貴様以外の“人間”もさらってあるのだからな。」

育毛教授 「にっ、人間……?一体、誰だ……?」

ゲーハー大佐 「貴様には、想像のつかない人物だ。

まぁ、近々、そいつに会わせてやる。ハハハハハ~~!」

そういうとパイパーン大串とゲーハー大佐は、

また闇の中に消えていった。

育毛教授 「一体、誰なんだ!待て、待てぇ~~!」
育毛教授の叫びも闇が全てを消し去ってしまった。

育毛教授 「くそっ!……魔神ハゲイラーが復活してしまったら、

この世はもう終わりだ……。

アイツらにあの魔神ハゲイラーの

巨大なパワーを操るだけの力なんてないのだから……。

いや、まだ望みを捨ててはいかん。ゾウモウチェーンを

渡したあの子に全てを賭けようではないか。

そして、健くんの奇跡にも……。」

全てのカギを握りそうな育毛教授。
一体、太が助けだそうとしている育毛教授とは何者なのか。

そして、魔神ハゲイラーによってパワーアップしたハゲイラー怪人が

またしても暴れだそうとしている。

健と太は、手を組んで戦えるのだろうか?
第19話につづく

| | コメント (0) | トラックバック (1)

第17話 「つぼみの力……。」

T

Photo

T_2

20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の

手によって侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの

「ピッカリ光線」によって次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として

生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が

手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が

加わり悪の組織・ハゲイラーを倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。

剛毛戦隊 タイモウジャー
第17話 「つぼみの力……。」
謎のオッサンがさらわれた時と同じ風が眉毛 太と毛家博士を襲った。

太 「この“ハゲ”に満ちた風……、あの時と同じ風っタイ……。

ハゲイラー怪人、どこにいるっタイ!隠れてないで出て来るっタイ!」

太が叫ぶと、目の前に突如ハゲイラー怪人が現れた。

ハゲイラー怪人・ハゲッタカ 「テカテカテカ~~!

小僧!遂に見つけ出したぞ!この間の借りを

きっちりと返さしてもらうぞ!テカテカテカ~~!」

毛家博士 「コヤツがさっき話していた、オッサンをさらった怪人か!?」

太 「そうっタイ! 爺さん……、危ないから下がってるっタイ!

オイ、貴様……。あの時のオッサンはどうしたっタイ!」

ハゲッタカ 「あの時のオッサン……?あぁ、アイツか。

あのジジィなら我々ハゲイラーが預かっている。」

太 「貴様らハゲイラーは、何故あのオッサンを連れ去ったタイ。

あのオッサンの何が目的だっタイ!」

ハゲッタカ 「テカテカテカ~(笑)。あのような輩がいると、

我々ハゲイラーにとって非常に邪魔な存在でな。

我々の“自由”が利かなくなり、世界征服、いや、

宇宙征服の邪魔なんだよ!

そして、お前も我々ハゲイラーの邪魔をする1人!

この手で葬ってやる。 覚悟しろ~~!!」

ハゲッタカは、鋭いクチバシを尖らせ、太に突っ込んで来た。
太 「平和な地球を荒らしやがって……邪魔者は、貴様らっタイ!

こうなったらオッサンを助ける為に

居場所を力ずくで聞き出してやるっタイ!

チェンジ! Zo-More-On!! キタキタキタ~~!!」

ゾウモウチェーンから輝く金色の光が太の体を包み、

その光の中で増毛を繰り返しながらゾウモウジャーへと変身していった。

ゾウモウジャー 「硬派満点! ゾウモウジャー見参!

最初から増毛リミッター解除でいってやるから覚悟するっタイ!

喰らえ、モウコーーーン、キャノーーーーン!!」

ズゴォーーーーーーーーン!!!!!

ハゲッタカ 「ふん、あの時のオレと思うなよ。

今のオレには…………こんな技、効かないんだよ~~!

タイフーン・リバース!」

ハゲッタカが持つ、葉っぱの形をした不思議な団扇を扇ぐと

モウコーンキャノンは、変な風によって進路を変え、

ゾウモウジャーの方へ向かっていった。

ゾウモウジャー 「なっ、何!?」
ズギャーーーーーーーン!!

ハゲッタカ 「テカテカテカテカ~~(笑)

あの時、オレは地球人の貴様をナメ過ぎていた。

今は、“あのお方”が復活し、巨大な悪の力を借り、

我々ハゲイラー怪人はパワーアップしたのだ!

この溢れ出す悪の力があれば、貴様など相手ではないわ!

パワーアップしたこの力を特と喰らえ! スクリューアタック!」

ハゲッタカは、自らの羽で空高くへ飛び、

そこからゾウモウジャー目掛けて落下してきた。

キューーーーーーーーーーン!!!!!
ズバッ!!!

ゾウモウジャー 「ぐはっ! なんというスピードっタイ!

ちょっとはスピードに自信があったオレにも避けきれなかったタイ!

しかも、なんなんだ“あのお方の復活”とは……?

確か、この前の変な2人組みも言ってたっタイ……。」

ゾウモウジャーが“あのお方の復活”に気を取られていると、

ハゲッタカの次の攻撃がやってきた。

博士 「ゾウモウジャー、危な~~い!

今は闘いに集中するんじゃ~~!!」

キューーーーーーーーーーーーン!!
ゾウモウジャー 「なっ!?」
ズバッ!ズバッ!

ゾウモウジャー 「ぐはっ! しまったっタイ……、

“あのお方の復活”という言葉に気を取られ過ぎていたっタイ。

くそ~~、このままでは好き放題、やられ放題っタイ。」

ハゲッタカ 「テカテカテカテカ~~(笑)

どうした、ゾウモウジャー。

パワーアップしたオレには、手も足も出ないみたいだな。

このまま、指をくわえて死んでいくがいい!

そして、あの世からこの地球が

ハゲイラーの手に墜ちるのを黙って見ていろ!

テカテカテカテカ~~(笑) さぁ、トドメだ!

喰らえ、スクリューアタック、ハイパーMAX!」

ハゲッタカのスピードは

先程以上に増してゾウモウジャーに突っ込んで来た。

ギュギュギュギュギューーーーン!!

ゾウモウジャー 「くそ~、あれを避けるのは至難の業……。

万事休すっタイか……。」

ゾウモウジャーが、避けきれないと判断し諦めかけた瞬間、

ゾウモウジャーに突っ込むハゲッタカに目掛けて“ある物”が飛んできた。

シューーーーーーン!!
ズバッ!
ハゲッタカ 「ぎゃ~~~!! なっ、何だ!?」
博士 「むっ!あれは、毛根ソード!」

その毛根ソードが飛んできた方向を振り返ると、

そこにはタイモウジャーが立っていた。

博士 「たっ、健!」

タイモウジャー 「ゾウモウジャー……。

オレはカオリちゃんの件を許したワケじゃないけど……、

この間、助けてもらった借りがあるから助けただけだぞ。」

ゾウモウジャー 「タイモウジャー……。」

ハゲッタカ 「貴様かぁ~~、邪魔をしたのは!

あと1撃で倒せたものを……。

くそ~、2人まとめてあの世に葬ってやる!

ダブル毛抜きタイフーン!」

ハゲッタカが作り出したタイフーンは

タイモウジャーとゾウモウジャーを襲った。

グゴォォォォォォォォォォォ!!

ゾウモウジャー 「タイモウジャー、この強力なタイフーンに

飲み込まれるなっタイ! 飲み込まれたら逃げ場がないっタイ!

2人して御陀仏になるっタイ!」

タイモウジャー 「お前に言われなくてもそんな事、分かってるずぇ!

でも、逃げ回っていてもアイツを倒せないずぇ……。

どうすれば……?」

博士 「タイモウジャー! 毛根フラッシュを使え!

毛根フラッシュなら遠くからでも、

相手の動きを止める事が出来るぞ!」

タイモウジャー 「そうか、その手があったずぇ!

じゃあ、いくぜ!毛根~~~~~~~~~、フラッシュ!!!」

毛根ソードから放たれた七色の光が

素早いハゲッタカの動きを止めた。

ハゲッタカ 「しっ、しまった!動けない!」

タイモウジャー 「これでちょこまか動けないだろう!

ゾウモウジャー!今だ!」

ゾウモウジャー 「OKっタイ!

さぁ、あのオッサンの居場所を吐きやがれっタイ!

喰らえ、“秘技・毛根刺激拳”!!!

タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、

タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、

タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、タイ、

タイ、タイ、タイ、タイ、タイ~~~~~!!!!!」

ハゲッタカ 「テカテカテカ~~!! だっ、誰が教えてやるか~~!!

ぶびっ、どぐゅ、ばごっ、ぶびっ、どぐゅ、ばごっ、ぶびっ、

どぐゅ、ばごっ、ぶびっ、どぐゅ、ばごっ…………、ゴフッ。」

ゾウモウジャー 「刺激完了! Good-bye 坊主。」
パチンっ。

ゾウモウジャーが指を鳴らすとハゲッタカの体内から

一気に毛が溢れ出した。

ハゲッタカ 「きっ、貴様ら……。オレを倒したくらいで……、

いい気になるなよ……。

“あのお方”の力は……、こんなモノでは……ない。

貴様らも、ハゲの渦に巻き込まれるのだ……テカテカテカ~!!」

ズギョ~~~~~~~~~~~~ン!!!
ハゲッタカは、大爆発して跡形もなく消えた。
ゾウモウジャー 「口を割らなかったタイ……。クソっ!!!」
肩を落としているゾウモウジャーに毛家博士が近寄った。

博士 「ナイスファイトじゃった……。

それに、キミが助け出そうとしているオジさんも無事みたいだし、

ここは一先ず、安心しようではないか。」

毛家博士がゾウモウジャーの肩をポンと叩くとゾウモウジャーは軽くうなずいた。
だが、タイモウジャーである健は、未だに認めていなかった。

タイモウジャー 「オイ、お前!

ジジィはお前を仲間として認めたかもしれないけど、

オレはお前を仲間として認めてないからな!」

そういうと健に戻りダッシュでその場から姿を消した。

博士 「太くん、気にするな。アヤツはあぁ言っておるが

必ずキミの力が必要になるときが来る。

現に今も、2人のコラボレーションは最高じゃった。

ハゲイラーを倒すのに1人よりは2人の方が心強い。

健も、その事にすぐ気付くじゃろ……。」

太 「爺さん……俺は、何とも思っちゃいないから大丈夫っタイ。

アイツと会うのは、このチェーンを貰った時から

必然的に決まってたんだからタイ……。」

今はまだ、2つの力が1つにならないでいるが、

悪の組織ハゲイラーを倒すには無くてはならない力……。

健と太の和解は来るのであろうか……?
そして、意識を失ったままのカオリちゃんの運命は……?
第18話へ、つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«第16話 「健を知る者。」