第14話 「魔神、復活!」
20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の 手によって侵略されてしまった。 |
人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」に よって次々とハゲていってしまった。 |
そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、 めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、 |
表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し 「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が 手を取り合い地球を救うべく |
| 立ち上がったのである。 |
| この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。 |
| 剛毛戦隊 タイモウジャー |
| 第14話 「魔神、復活!」 |
| 意外にも毛家博士は“ゾウモウジャー”の存在を知らなかった。 |
| いや、知るはずもなかった……。 |
その博士のリアクションをどう受け止めていいのか分からず、 剛毛 健は困っていた。 |
剛毛 健 「ほっ、本当なのか……? じゃあ、アイツは一体……?」 |
毛家博士 「ワシにも、さっぱりじゃ……。 どこの誰が作ったのか分からんが、ソヤツは確かに “ゾウモウジャー”とやらに変身したんじゃな?」 |
健 「あぁ……。しかも、めちゃくちゃ強かったんだ……。 なんか変なワザまで使ってたし。何だっけな?…… “秘技・毛根刺激拳”とかいうワザを……。」 |
| 博士 「なっ、なんじゃと!“毛根”のワザを使ったというのか!?」 |
| 健 「あぁ。確かにそう言ってた。なんか知ってるのか?」 |
博士 「“毛根”のワザを知っているという事は……。 もっ、もしかして……?健、こうしちゃおれん。今すぐ退院じゃ! ワシに心当たりがある。」 |
博士は、完治していない腰を抑えながら健に付き添われ、 あのクサい部屋に帰っていった。 |
一方、健を殴ってスッキリしたカオリちゃんだったが、 帰り道でまたもや頭痛に悩まされていた。 |
カオリちゃん 「うっ、イタタタタ…。なんなの、この頭痛… まただわ……。最近よくなって困るのよね…。イタタタタ…。 病院に行ったんだからついでに見てもらえばよかったかしら…。」 |
フラフラになりながら帰っているカオリちゃんと、 偶然通りかかったゾウモウジャーである眉毛 太(まゆげ ふとし)が 道ですれ違った瞬間、カオリちゃんの頭痛が激しさを増した。 |
| カオリちゃん 「イタタタタ…。」 |
頭痛の痛さに耐えきれず、しゃがみこんでしまったカオリちゃんに 太が気付き、声をかけた。 |
| 眉毛 太 「どうしたっタイ、お嬢さん?大丈夫タイ?」 |
カオリちゃん 「イタタタタ…頭が…。でも、大丈夫です。 イタタタタ…。」 |
| ゆっくり立ち上がるカオリちゃんに、太は自分の肩を貸した。 |
眉毛 太 「本当に大丈夫タイ? そこの病院まで連れて行ってあげるタイ。 さぁ、掴まるっタイ。」 |
カオリちゃん 「いや、本当に大丈夫です。 それに早くお店に戻らないと…。」 |
眉毛 太 「心配タイ…。 そんなフラフラじゃ危ないから、送るタイ。」 |
| カオリちゃん 「ありがとうございます。イタタタタ…。」 |
太とカオリちゃんのファーストコンタクトは偶然に見えるが、 実はこれが、この日、この場所で“ある物”によって引き寄せられ、 “出会う運命”だったのである。 |
カオリちゃん家でもあるお店「ハエギワ」に着くと、 カオリちゃんは太にお礼を言って別れた。 太は、カオリちゃんの頭痛を心配したが、 辛かったら病院へ行くように促し、店を後にした。 |
太がいなくなった瞬間、カオリちゃんは頭痛の痛みに耐えられず 自分の部屋に行き、気を失うように眠った。 |
| そして、その頃。 |
ハゲイラーの秘密基地内では復活の準備が整い、 怪しげな巨大カプセルには、沢山の配管が付いていた。 |
その配管から巨大なカプセルへと油ギッシュたっぷりの ピッカリ光線が流れ込みパワーを与えていた。 |
ゲーハー大佐 「クックックックッ…。遂にこの時がきたか。 これで、この全世界…、いや、 この全宇宙は我がハゲイラーの物になる。 |
正義感ぶって我がハゲイラーの邪魔をしている“タイモウジャー”に “ゾウモウジャー”など屁でもないわ。 |
さぁ、今こそ封印を解き、闇から甦えりたまえ! 魔神・ハゲイラーーーーーー!!!!!」 |
カプセル内に閉じ込められている黒い物体が 怪しい邪気を放しだし封印から覚めようとしていた。 |
| パイパーン大串 「つっ、遂に復活されるのか……。」 |
| 兄・シチサーン 「この時を待っていたヅラ!ゾクゾクしてきたヅラ(笑)」 |
| ゲーハー大佐 「もっとピッカリ光線のハゲエキスを流し込め!」 |
怪しい邪気は、全てを呑み込んでしまいそうな漆黒の闇の色へと どんどんと変化していった。 |
| ドックン……ドックン…。ドックン……ドックン…。 |
魔神・ハゲイラー 「我を……封印から目覚めさせたのは…… どこの誰だ?」 |
魔神・ハゲイラーの目がゆっくりと開き、 低い声が響きわたった。 |
ゲーハー大佐 「おぉ~、遂に復活されたか。 魔神・ハゲイラー様、アナタ様を1000年の封印から 復活させたのは、我々でございます。」 |
| 魔神・ハゲイラー 「きさまらは、……ナニ奴だ?」 |
ゲーハー大佐 「我々は、アナタ様に忠誠を誓い 悪の組織“ハゲイラー”を造り出した者であります。 |
今こそこの全宇宙を我々と共に支配しようではありませんか! “あの時のように”……ニヤリ」 |
| 悪の組織・ハゲイラーの手によって現代に甦った「魔神・ハゲイラー」。 |
| 1000年前に封印されてた暗黒の力が今、健たちを襲おうとしている。 |
| そして、ゲーハー大佐の意味深な言葉、“あの時のように”とは一体!? |
| 第15話につづく。 |
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