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2009年3月

タイモウジャーvsシンケンジャー

Part2_2

夢の共演が遂に!

あの「侍戦隊 シンケンジャー」と

我が「剛毛戦隊 タイモウジャー」が1つの写真に収まった!

奇跡の誕生、伝説の始まりです(笑)

この地球を守る為に、ヒーローは手を組む!

「侍戦隊 シンケンジャー」と

「剛毛戦隊 タイモウジャー」の今後の展開に注目せよ!

※本編での共演は、一切ありません(笑)

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第21話 「深夜の歩行者」

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20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手によって

侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの

「ピッカリ光線」によって次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として

生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり

悪の組織・ハゲイラーを倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第21話 「深夜の歩行者」

前回の闘いから何日か経過したが、ハゲイラー怪人も現れず、

健は相変わらず目を覚まさないカオリちゃんのお見舞いに来ていた。

健 「カオリちゃ~~ん……。いつになったら目が覚めるのさ? もしかして、

最終回まで目が覚めないっていうオチじゃないよね?

はぁ~~……、前回の闘いから、

なんか気持ちがモヤモヤするんだよな……。

やっぱりアイツとのアレが原因なのかな?

……仲間……かぁ……。」

健が窓の外の景色を眺めながら溜め息をついていると、

看護婦が入ってきた。

看護婦 「毎日、毎日、お見舞いに来てエラいわね。」
健 「あっ……いやぁ~~(笑)それほどでも……(照)」
健は照れながら答えた。

看護婦 「原因不明で倒れたから、

アナタも気が気じゃないかもしれないけど、

早く目を覚ますと良いわね!

あっ、ベッドのシーツを交換したいからちょっと手伝ってもらっても良いかしら?」
健 「あっ、はい。」

カオリちゃんが寝ているベッドシーツを取り替えようと、

カオリちゃんにかかっていた掛け布団をめくると看護婦は驚いた。

看護婦 「きゃ~~! なっ、何なのコレ!?」
その声に健も反応し、カオリちゃんに目線をやった。
健 「えぇ~~!? なっ、なんでこんな事に……!?」
2人が驚くのも無理はなかった。

寝たきりのカオリちゃんの足が、何故か“泥だらけ”になっており、

シーツまでもが真っ黒に汚れていたのだ。

看護婦 「起きた形跡なんてないから裸足で出歩く事なんてないし

……もしかして、イタズラ? もし、そうなら誰がこんなイタズラを……?

ヒドい……。」

健も驚きを隠せなかった。

健 「どっ、どうなってんだよ? 昨日も一昨日も、

こんな事になってなかったはず……。 イタズラなのかな……?

もしイタズラだったら、許せない……。」

この奇妙な出来事により、この日カオリちゃんの面会は急遽、

禁止になってしまった。

納得のいかない健は、イタズラの犯人を捕まえる為に、

病院の木陰に隠れて怪しい人物を捕まえようとしていた。

だが、そんな怪しい人物を健が見つけられる訳もなく、

気が付けば健は木陰でつい気持ち良くなり眠ってしまっていた。

深夜になり目が覚めた頃には、病院の敷地内も真っ暗になっており、

誰もいない状況になっていた。

ガバッ

健 「やべ~~! つい気持ち良くて眠っちまった……。

今何時だよ……。真っ暗じゃん……。 しょうがない、

今日は帰って、また明日、張り込んでやるか!」

ざっ……、ざっ……。
健が帰ろうとした時、遠くの暗闇に人影を感じた。
健 「んっ!? 誰かいるのか?」

健がよぉ~~~~~~~~く目を凝らして暗闇を見ると、

そこには寝たきり状態だったはずのカオリちゃんがトボトボと歩いていた。

健 「カっ、カオリちゃん!?」
健は驚きを隠せなかったが、一気に嬉しくなり、すぐに駆け寄った。

健 「カオリちゃ~~ん! やっと目が覚めたんだね! よかった~~。

全然起きないから、オレめっちゃ心配してたんだよ。

でも、目が覚めて本当によかった~~!」

健が興奮して話しかけたが、カオリちゃんからは何の返事もなかった。

健 「でもカオリちゃん、こんな深夜にどこに行くの?

まだ病院の敷地内から出るのは止めた方がいいよ。

体も万全じゃないんだからさ……。」

と健が言ってカオリちゃんの顔を見ると、

なんとカオリちゃんは睡眠状態でボソボソと呟きながら、

何かに引きよせられるかのようにトボトボと歩いていた。

健 「えぇ~~~!? 何コレ!?

ちょっ、ちょっとカオリちゃん! カオリちゃん!」

健はカオリちゃんを止めようと必死で声をかけて抑えつけたが、

カオリちゃんの耳には届かず、前に歩くのを止めようとしなかった。

健 「どこに行くのさ!? ストップ、ストップ、ストッ~~~プ!

……カオリちゃんが夢遊病になってるなんて聞いてねぇ~ぞ!

それにしてもカオリちゃんは相変わらず力が強いなぁ~!(汗)」

カオリちゃんを抑えつけた状態で、健の耳にカオリちゃんがボソボソと

呟いている声が聞こえた。

カオリちゃん 「……ん。…………さん。………お父さん……。」
健 「えっ!?」
カオリちゃんは又しても消息不明になったお父さんの夢を見ていた。

健 「カオリちゃん……。あんなにいつも明るくしてたけど、

本当は結構悩んでたんだな……。

もしかして、足が汚れてたのもこうやって知らず知らずに出歩いてたのかも?

でも、このままフラフラと行かしてちゃダメだ。

ちょっと痛いかもしれないけどゴメンね!」

と健は言うと、カオリちゃんの腹を1発殴った。
ドスっ!!
カオリちゃん 「うっ!?」
カオリちゃんの動きは止まり、健にもたれ掛かるように倒れた。

だが、健にもたれ掛かる瞬間、

健はカオリちゃんから何か殺気のようなものを感じた。

健 「やっべ~~、なんか今、カオリちゃんの目が

一瞬だけ開いた気がしたんですけど……。

しかも、ガンたれるようにブチ切れ寸前な感じの目で……。

意識のある時にこんな事やったら、

多分、倍返しでボコボコにされてただろうな(苦笑)

とりあえずカオリちゃんを病室に運んで、また明日来よう。」
健は、倒れたカオリちゃんを背負い病室へと向かった。

次の日、健が病院に来てみると、

そこには元気な姿のカオリちゃんがいた。

健 「カオリちゃん! やっと目が覚めたんだね!良かった~!」

カオリちゃん 「あっ、タケちゃん。

私、目が覚めたら病院だったからビックリしたわ……。」

健 「こっちもビックリしたんだよ。あの変な光で、

ぶっ倒れて気を失っちゃって心配してたんだよ。もぉ、大丈夫?」

カオリちゃん 「ちょっとダルいけど、今は何ともないわ。

ずっと痛かった頭痛もなくなったし。でも……。」

健 「“でも”、どうかしたの?」

カオリちゃん 「なんかお腹が痛いのよね……。

いいボディーブローを貰った感じっていうのかしら……?」

健 「いっ!!!!!!!」
健は、ビックリした。

健 【やべ~~~~。昨日、オレが殴ったせいだ……。

言ったら絶対に仕返しされるよ……。

ここは身の安全を確保するためにも黙っておこう……。】

健 「あっ、……た、多分、気を失って倒れた時に、

打ったんだよ(汗)ハハハハハ……。」

健はビビりながら答えた。

カオリちゃん 「そう……、それならしょうがないけど、

誰かにやられてたりしたら、マジで許さねぇ~んだけどな!」

とカオリちゃんの口調が所々おかしくなった。
健 「と、とりあえず、元気になったみたいで良かったよ。」
カオリちゃん 「そういえば、お店大丈夫かしら? 心配だわ……。」

健 「大丈夫だよ!

カオリちゃんが病院に入ってからは、1度も開けてないから。」

カオリちゃん 「えぇ~~!? それはダメだわ……

早く帰ってお店を開けなきゃ!

もし、お父さんが帰って来てたら心配をかけちゃうわ……。」

健 「カオリちゃん……。」
健は、カオリちゃんの気持ちに返す言葉が見つからなかった。

健 「とりあえず、今はまだ目覚めたばっかりなんだし、

退院しても無理はしちゃダメだよ。」

カオリちゃん 「そうね。無理したらまた倒れちゃうものね。」

健 「あっ、そうだ!カオリちゃんに会わせておきたいジジイがいるんだ!

今度、何かあった時はそのジジイに言えば大丈夫だから!

まっ、いつも競馬ばっかりやってるダメな爺さんだけどさ(笑)

これから会いに行こうよ!」

健は、退院したカオリちゃんを連れて毛家博士の下へ向かった。
同じ時刻。
太もまた毛家博士の下へ向かっていた。
太 「確か、この辺りって言ってた気がするっタイ。」

太が探していると、

たまたま競馬新聞を買いに行っていた毛家博士が通りかかった。

太 「あっ、ジイさん!」
毛家博士 「おっ、太じゃないか! どうしたんじゃ、こんな所で?」

太 「実は……、ジイさんに聞きたい事があるっタイ。

“タイモウブレス”と“ゾウモウチェーン”の関係性についてっタイ。」

毛家博士 「むっ!?何かあったんじゃな……。

よし、ここでは、なんだから家に来るがよい!」

これから“見に降り懸かる恐ろしい臭い”があるとも知らず、

太は毛家博士に連れられて、あのおんぼろアパートに向かった。

太 「ジイさんは、これを作ったあのオッサンを本当に知らんっタイか?」
毛家博士 「ん~~、ワシには全然見当がつかないんじゃが……。

でも、ゾウモウジャーであるキミが、

そのチェーンを預かった際に“健くんを守ってくれ”と言われたのなら、

そのチェーンと健が何かしら関係性があるのかもしれんな。

それに、実はワシもタイモウブレスを健に渡したが、

色々と疑問点があるのじゃ……。

やはり、何かしら関係性があるのかの?

……おっ、ここじゃ。ここがワシの家でもあり、

秘密基地でもあるアパートじゃ。」

未だに、あのクサイ部屋に足を踏み入れていない太にとって、

そこはただのおんぼろアパートにしか見えなかった。

毛家博士 「さぁ、どうぞ。」
毛家博士がドアを開けた瞬間、中からあのクサイ臭いが漂ってきた。

太 「ぶはっ!!!! なんだ、このクサイ臭いわ~~!!!!!!!

鼻がもげるっタイ~~~~~~~~~~!!!」

太も健同様のリアクションをとって、その場から立ち去ってしまった。

毛家博士 「あっ、待つんじゃ!……、健にしろ、太にしろ、

なんじゃ最近の若いヤツらは!(怒)

人の部屋のドアを開けるなりクサイって言って立ち去りよって!

全くけしからん!…………、まっ、掃除をしとらんからしょうがないか(笑)」

太は、「この世の臭いじゃないっタイ」とまで思いながら

鼻を摘みながらダッシュで逃げていた。

太 「あのジジイ! ハメやがったタイな~~!

今度、会ったらコテンパンにしてやるっタイ!」

と、ダッシュで路地を曲がろうとした時、

反対から来た健とカオリちゃんにぶつかった。

ゴチ~~~~~~ン!

健 「イテェ~~~~!

テメェ~~、どこに目ぇ~付けて………あっ!テメェ~~!」

太 「イタタタタっタイ……。あっ、健。

んっ?あっ、キミはあの時の……。」

又しても突然出会ってしまったカオリちゃんと太。
果たして、またあの光によって気を失ってしまうのだろうか?
目覚めたばかりのカオリちゃんの運命はいかに?
第22話につづく。

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剛毛戦隊 タイモウジャー 主題歌

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剛毛戦隊 タイモウジャー  ~主題歌~
作詞 テッペーリ
地球のピンチだ
いま、立ち上がれ
正義のハートを持つ戦士達よ
僕らの手には、
夢や希望が詰まっている
明るい未来の為に戦い続けるぜ
容赦ない悪の組織・ハゲイラー
どんな怪人でも負けはしない
いくぜ、チェンジ!
掛け声1つで
地球を守るヒーローに変身だぁ~~!
Go More 剛毛
Go More 剛毛
オレたちの地球をハゲさせはしない。
Go More 剛毛
Go More 剛毛
力を合わせ
いくぜ!倒せ!平和の為に!
Wow~、剛毛戦隊 タイモウジャー
Go More On!

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第20話 「残る感触・・・。」

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20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の

手によって侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」によって

次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として

生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第20話 「残る感触・・・。」
作者の権限により撮影を中断されてしまった前回。

決して作者が話を書くのが面倒くさくなった訳ではなく、

“大人の都合”ということだけは御理解頂きたい(笑)

ピンチな場面で突如、

新しい展開が用意されていたタイモウジャーにゾウモウジャー。

タイモウジャーが持つ「男汁」によってバズーカに変化した「モウコーン」は、

前回よりもギンギンに、いや、ビンビンになっていた。

だが前回、かなり高まっていたゾウモウジャーのモチベーションは、

撮影が中断した事により下降気味になっていた。

ゾウモウジャー 「ウワー、スゴイ銃ッタイ。。。コレデ、オレラノカチッタイ。。。」

心ここに在らずでセリフを棒読みするゾウモウジャーに、

周りが唖然としている中、タイモウジャーである健がブチキレた。

タイモウジャー 「おい、コラァ、テメェー! もうちっとやる気を出せよ!」
ゾウモウジャー 「…………。」
タイモウジャー 「聞いてんのかコラァ!!」
ゾウモウジャー 「…………。」
一向にモチベーションが上がらない太に健も限界を感じていた。

タイモウジャー 「コイツ~~!!幾ら撮影が延びてモチベーションが

上がらないからって、こんな態度をとらなくても……、

本当にイライラしてきた!! 一発ぶん殴ってやるずぇ!」

タイモウジャーは、いや健は、役とか関係なしに1人の役者として、

1人の人間としてイライラしてしまい、撮影そっちのけで太をぶん殴ってしまった。

ボコンッ!!!!
ゾウモウジャー 「ぐへっ!! 痛ッ!! 何すんだよ!」

タイモウジャー 「目が覚めたか!テメェーこそ、

ナニ手ェ抜いて演技してんだよ! それでも役者か!」

健の一発と、その言葉に太は、我に返った。

ゾウモウジャー 「はっ!! なんて事っタイ……。

盛り上がってたモチベーションが一気に下がってしまって素人みたいな

演技をしてしまったタイ…。

自分がプロの役者だって事を忘れてたっタイ!

撮影スタッフさんに、演者さん、本当に申し訳なかったっタイ!

前回のモチベーションを取り戻して、また頑張るっタイ!」

ゾウモウジャーである太は、演者としてのスピリットを取り戻しやる気を出した。

タイモウジャー 「そうだぜぇ!

そうじゃなきゃ、この話もタイモウジャー自体も盛り上がらないずぇ!」

前回、一番モチベーションが低かった健は、

何故だか今回はヤケにやる気を出していた。

タイモウジャーとゾウモウジャーのモチベーションが高まった瞬間、

ハゲイラー怪人のマツヤニーが口を挟んだ。

マツヤニー 「あの~~、スミマセン……。何か前回の話から、

後半部分ほとんどオレを無視してたみたいだったんで、

その新しい武器でさっさと倒してもらえますかね?」

と、特撮では珍しく自分からヤラれる事を志願してきた。

タイモウジャー 「ハハッ!(笑)イイずぇ~~!

面倒くさいからチャッチャと倒してやるずぇ!」

ゾウモウジャー 「そうだなっタイ!

このバズーカの威力も知りたいっタイ!んじゃ……」

と、せっかくタイモウジャー達を追い込み、

有利に立っていたハゲイラー怪人だったが、

完全に悪役としてのモチベーションが下がってしまい、

誰のフォローもなく、ここは“大人の事情”により

チャッチャと倒される事になってしまった。

タイモウジャーとゾウモウジャーが、バズーカに変形したモウコーンを構えると、

七色の光がマツヤニーを照らした。

タイモウジャー 「ハゲイラー怪人、ロック・オン!

試さしてもらうずぇ~~、このバズーカの威力を!

喰らえ、毛根一直線、“プロピアンボンバー”!!」

バズーカから放たれた砲弾は、

七色の光に乗ってマツヤニーに飛んでいった。

ズゴドギョドギョーーーーーン!!!!

マツヤニー 「モヤ~~~! 大人の事情か何か知らないけど、

こんな中途半端な役は、もうイヤだ~~!」

ドカーーーーーーーーーーン!!!!

ハゲイラー怪人・マツヤニーは、大人の事情により

モウコーンバズーカで跡形もなく消されてしまった。

ゾウモウジャー 「スゴイ威力っタイ……。」

ゾウモウジャーが手に残る感触を感じていたのと同時に、

タイモウジャーも複雑な思いでこの威力を感じていた。

タイモウジャー 【ナンなんだ、この感覚は……。

これだけスゴイ威力なら本気になったらハゲイラーなんて一発で……。

いや、でもそれはコイツを“仲間”として受け入れる事になるし…………。

ダメだダメだ! 一体オレはどうすればいいんだ……。】

タイモウジャーの心を察するかのように、

ゾウモウジャーが声をかけた。

ゾウモウジャー 「まだオレの事を“仲間じゃない”って思ってるタイか?

お前も今、コイツの威力を感じたはずっタイ。

そして、いまだに残るこの感覚……、

これこそが紛れもない“仲間”の証っタイ。」

タイモウジャーはゾウモウジャーの言葉に、

返す言葉が見つからなかった。

タイモウジャー 「くっ……悔しいけど……、

お前が“敵”じゃない事だけは……確かに感じたずぇ……。

でも!……でもだ!カオリちゃんの目が覚めるまでは、

“仲間”だなんて認めないからな!」

そういうと健は、またダッシュで去っていった。

ゾウモウジャー 「あっ、待つっタイ! アイツ、

逃げ足だけは速いっタイ……。それにしても凄い威力だったタイ……。

でも何故、タイモウジャーの“男汁”と

この“モウコーン”が共鳴しあったんだタイ?

これはあのジイさんに聞いてみるしかないっタイ!」

毛家博士が作り出したタイモウブレス。
そして、ハゲイラーに捕まっている育毛教授から預かったゾウモウチェーン。

それぞれ違う者の手によって作り出された変身アイテムにも関わらず、

2つのアイテムは引かれあった。

果たしてこの2つにどんな秘密が隠されているのだろうか?

一方、またしてもタイモウジャーと

ゾウモウジャーにより倒されてしまったハゲイラー怪人。

こうも簡単に倒されてしまうと、あの兄弟が黙っていなかった。

弟・ロクヨーン 「またしてもタイモウジャーとゾウモウジャーにやられたヅラ!

あの魔神ハゲイラー様の復活は何の為だったヅラ!

やはり、1000年前のポンコツ……

期待しただけ無駄だったヅラ。なぁ~~兄ジャ!?」

兄・シチサーン 「ふっ、ゲーハー大佐もオレらの力を見くびっているヅラ。

まっ、魔神ハゲイラー様の力に期待したオレらもオレらだったヅラ。

こうなったら、オレらヅーラ兄弟が出て行って、

あんなヤツら簡単にひねり潰してやるヅラ!ヅラヅラヅラヅラ~(笑)」

そんな会話に犬猿のパイパーン大串が入ってきた。

パイパーン大串 「貴様ら、いくらハゲイラーの幹部とはいえ、

勝手な行動は止めておくんだな。」

弟・ロクヨーン 「ヒュ~~(笑) 誰かと思えば、

これはこれはハゲイラー幹部の“パイパーン大串様”ではないヅラか(笑)」

ロクヨーンのふざけた返しにパイパーン大串は、

鋭い目つきで睨みつけた。

パイパーン大串 「下品な輩は、これだから困る……。

これは、ゲーハー大佐からの命令だ!」

パイパーン大串の言葉をかき消すかのようにヅーラ兄弟が笑った。

兄・シチサーン 「ヅラヅラヅラヅラ~(笑) ゲーハー大佐の命令だヅラ?

笑わせるなヅラ! オレら兄弟の気が短い事くらい、

お前も知ってるはずヅラ!

いつまでも、あんなヒーロー気取りの奴らに好き勝手はさせておけないヅラ!

もし、行かせないのであれば……

今すぐここで貴様と勝負してやってもいいヅラ?」

同じ組織でも犬猿の仲だけあって、今にも一触即発な空気が流れた。
だが次の瞬間、魔神ハゲイラーの苦しみの声が聞こえた。
魔神ハゲイラー 「ぐぎぎぎぎ………。ぐぎぎぎぎ………。」
弟・ロクヨーン 「チッ。またあの奇妙な声ヅラか……?」

その声に呼ばれるかのようにヅーラ兄弟、パイパーン大串、

そしてゲーハー大佐が魔神ハゲイラーのもとに集まった。

ゲーハー大佐 「せっかく、ハゲイラー様に分け与えて頂いた

“悪の力”を無駄にしてしまい申し訳なく思っております。

何卒、お許しを……。」

魔神ハゲイラー 「そんな事は、どうでも良い……。

キズが……疼く……。貴様らに問う……。タイモウジャーに……

ゾウモウジャー……、アイツらの正体とは……?」

パイパーン大串 「ハッ、今はまだハッキリと分かっていませんが

何者かが作り出した者ではないかと……?」

パイパーン大串が返すと、魔神ハゲイラーは、少し黙ってから軽く笑った。

魔神ハゲイラー 「…………フッ(笑) そうか……そうか……。

クックックックックック(笑)」

その笑いは、不気味過ぎるほど低い声だった。

ゲーハー大佐 「我々の邪魔をするあの2人。ヤツらを倒す為にもう一度、

力をお貸し下さいませ。」

と、ゲーハー大佐が言うとヅーラ兄弟が割って入ってきた。

弟・ロクヨーン 「ゲーハー大佐、ちょっと待つヅラ。

今回はオレら兄弟に行かせてくれヅラ。」

パイパーン大串 「貴様ら、さっき言った事を忘れたのか!」

兄・シチサーン 「ほざくなヅラ! オレら兄弟は、素直に聞き入れるほど、

優等生じゃないヅラ。それに、この有り余る力を使いたくてしょうがないヅラ!」

力に自信を持っているヅーラ兄弟は、その有り余るパワーをアピールした。

ゲーハー大佐 「確かに貴様ら兄弟が出て行けば、

あのクソヒーロー気取りも簡単に倒せるかもな……。

だが、今はまだその時ではない。まぁ、少し待て(ニヤリ)」

ゲーハー大佐の不適な笑みがヅーラ兄弟を黙らした。

ゲーハー大佐 「パイパーンよ。今すぐに次の怪人を用意しろ……。

ハゲイラー様!もう一度、力をお貸しくださいませ!

ヤツらが何者なのか、正体を暴いてやりますぞ!」

魔神ハゲイラー 「フンッ(笑) よかろう。楽しみにしてるぞ……。」
ゲーハー大佐が隠し持つ、なにやら不気味な企み……。
そして、魔神ハゲイラーがタイモウジャーに対して何かを少しずつ感じ出した違和感。
果たしてこの2つは交わるのであろうか?
どちらにしても、タイモウジャーに新たな魔の手が忍び寄ろうとしている。
第21話につづく。

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