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2009年6月

第23話 「脅威!パイパーン大串」

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20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手に

よって侵略されてしまった。

人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」に

よって次々とハゲていってしまった。

そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、

めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、

表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し

「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が

手を取り合い地球を救うべく

立ち上がったのである。

そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを

倒すべく手を取り合うのであった。

この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。
剛毛戦隊 タイモウジャー
第23話 「脅威!パイパーン大串」
不信なシャッター音が鳴る度にゾウモウジャーが気にしていた。

ゾウモウジャー 「おかしいっタイ……、絶対、何者かに撮られてるっタイ!

クソッ、どこっタイ!」

ゾウモウジャーがキョロキョロと辺りを見渡しても、

その姿は見つけられずにいた。

そんなキョロキョロしてるゾウモウジャーに

タイモウジャーが注意した。

タイモウジャー 「テメェー! 何キョロキョロしてやがるんだ!

敵は目の前にいるだろうが! 闘いに集中しろ!」

バリ官軍 「戦闘の途中でよそ見は禁物で~~あります!

標的、ロックオン! バリバリ光線~~!」

バリバリバリバリ~~!
ゾウモウジャー 「しまったタイ~~! ぐわぁ~~~~!」

キョロキョロとよそ見ばかりしていたゾウモウジャーは、

バリ官軍のバリバリ光線の餌食になってしまった。

タイモウジャー 「ゾウモウジャー! だから、言ったのに!

クソ~~、2対1なのを忘れんじゃねぇ~~ずぉ!」

タイモウジャーが、毛根ソードを構えた瞬間、

パイパーン大串が目の前に現れた。

パイパーン大串 「ククククッ(笑) 貴様こそ、我が存在を忘れてないか?

しっかりと2対2で相手をしてやるから覚悟しろ!」

タイモウジャー 「ちっ! コイツが相手になるとは……。」
ゾウモウジャーを助けられなくなってしまったタイモウジャー。
その間も、ゾウモウジャーはバリ官軍のバリバリ光線を受け続けていた。
バリバリバリバリ~~!

ゾウモウジャー 「ぐぉ~~~! クソ~、

不信なシャッター音に気を取られ過ぎたっタイ!」

自分の行動に悔やんでいると、

又してもその不信なシャッター音が聴こえた。

カシャ! カシャ! カシャ!

ゾウモウジャー 「またっタイ!

やっぱり、どこかで誰かがオレ達を盗撮してるっタイ!

ぐぁ~~~~!」

タイモウジャー 「いつまで、そんな事を言ってやがんだ!

今は、闘いに集中しないと本当にヤバいぞ!」

ゾウモウジャー 「確かにタイモウジャーの言う通りっタイ……。

このままでは、本当にヤバいっタイ!

せめて、モウコーンだけでも手に取れれば……。」

バリバリ光線で身動きのとれないゾウモウジャーは、

必死に自分の腰にぶら下げているモウコーンに手をかけようとした。

パイパーン大串 「フハハハハ(笑) 良い気味だ!

おい、タイモウジャー。 貴様も自分の心配をした方がいいんじゃないか?

喰らえ~~、脱毛ブラッシング!」

ブチブチブチブチ~~!
タイモウジャー 「ぐはぁ~~~~!」

パイパーン大串 「フハハハハ~~!(笑) 愉快、愉快!

さぁ、次はどんなお仕置きをしてやろうかね?

手加減ナシでやってやるからキャンキャン吠えな!(ニヤリ)」

タイモウジャー 「クソ~~! コイツ、こんなに強かったのか!?

この前は、あのデカいお乳に見とれて、下心もあったから、

ヤツの攻撃がちょっと快感だったけど……ナメてたずぇ~~。」

パイパーン大串は、ハゲイラー四天王幹部の1人だけあり、

実力は今まで闘ってきたどのハゲイラー怪人よりも上だった。

ゾウモウジャー 「ぐぁ~~~!

タイモウジャーにアイツはまだ早いっタイ! 実力が違い過ぎるっタイ。

クソ~! もう少しでモウコーンに手が届くっタイのに……。」

ゾウモウジャーが必死でモウコーンに手を伸ばしていると、

バリ官軍のバリバリ光線が更に強くなった。

バリ官軍 「バリバリ光線をナメてもらっちゃ~、困るで~~あります!

ババババ~~!」

バリバリバリバリ~!!!
ゾウモウジャー 「ぐぁ~~~~!」
タイモウジャー 「ゾウモウジャー!」

パイパーン大串 「フハハハ! バリ官軍よ!

そのまま、一気にたたみかけてしまえ!」

バリ官軍 「イエッサーで~~あります!」

バリ官軍が攻撃を仕掛けようとした次の瞬間、

バリ官軍に向けてカメラのフラッシュがたかれた。

ピカッ!カシャ、カシャ!
ピカッ!カシャ、カシャ!

バリ官軍 「ぐわっ!何事で~~ありますか!

眩しいで~~あります!」

バリ官軍がひるんでスキを見せたと同時に、

バリバリ光線のパワーは落ちた。

ゾウモウジャー 「よし、今っタイ!」

ゾウモウジャーは、その一瞬の隙を見逃さず、

瞬時にモウコーンを手に取りバリ官軍に攻撃をした。

ゾウモウジャー 「リミッター、解除! 食らえっタイ!

モウコーン・キャノーーーン!!」

ボギャーーーーーーーーン!!!
バリ官軍 「しまったで~~あります!バリバリ光線~~!」
バリバリバリバリ~~!
ドカーーーーーーーーーーーン!!!

バリバリ光線から逃れたゾウモウジャーは、

すぐさまパイパーン大串にも銃口も向けた。

ゾウモウジャー 「タイモウジャー!避けろっタイ! 食らえっタイ!」
ボギャーーーーーーーーーーン!!!

ゾウモウジャーが放ったモウコーン・キャノンの閃光は、

逃げ切れてないタイモウジャーをギリギリでかすり、

パイパーン大串に向かっていった。

タイモウジャー 「おわぁ~~! 危ねぇ~~!」

パイパーン大串 「この間は油断したが、あまり我をナメるなよ……。

脱毛ブラッシング!ハァーー!!」

ドカーーーーーーーーーーン!!!
パイパーン大串は、モウコーン・キャノンの閃光をいとも簡単に跳ね返した。

ゾウモウジャー 「ちっ! 思っていた通り、

一筋縄で倒せるような相手じゃないっタイか。」

パイパーン大串 「フハハハ! 貴様らに簡単にやられる程、

我々は弱くないわ! さぁ、バリ官軍! 貴様の力を魅せてみろ!」

バリ官軍 「イエッサーで~~あります!」

タイモウジャー 「ゾウモウジャー、こうなったら一気に

片付けた方が良いんじゃねぇ~~か?」

ゾウモウジャー 「確かに、各々で戦うのは厳しいっタイ……。

よし、“プロピアンボンバー”でやるしかないっタイ!」

タイモウジャーとゾウモウジャーは、『男汁』と『モウコーン』を取り出し、

モウコーン・バズーカに変形させた。

タイモウジャー 「モウコーンバズーカー、セッツ!

ハゲイラー怪人、ロック・オン! イクずぇ、イクずぇ、イクずぇ~~!

毛根一直線! “プロピアンボンバー”!」

ズギャドキャ~~~~~~~~ン!!

バズーカから放たれた砲弾は、

七色の光に乗ってハゲイラー怪人へと向かっていった。

バリ官軍 「そんな砲弾で沈むような我が戦艦ではないでぇ~~あります!

バリバリ光線MAX~~!!!」

ボギャッフーーーー!!!!
ゾウモウジャー 「なっ、何っタイ!?」
双方の砲弾は、互いの中間辺りの距離で交わり、大爆発をした。
ドギャーーーーーーーーーン!!
タイモウジャー 「ぐわ~~!」
ゾウモウジャー 「ぐわ~~っタイ!」
タイモウジャーとゾウモウジャーは、爆発の衝撃により大きく吹き飛ばされた。

パイパーン大串 「ふっははははは~~!

貴様等の決め手とは、その程度か!?

ふっ、大したことない! さぁ、バリ官軍よ!

今がチャンスだ、やっておしまい!」

バリ官軍 「イエッサーで~~あります!」

バリ官軍の大砲が、

吹き飛ばされて倒れているタイモウジャー達に向けられた。

バリ官軍 「ここが貴様らの墓場!

死ね~~~~~であります!」

タイモウジャー 「クソったれ~~!こんな所でやられるのかよ……。」
カチッ…。カチッ…。
バリ官軍が渾身の一発を発射しようとしたが何度やっても出なかった。
カチッカチッ…、カチッカチッ……。

バリ官軍 「あれ? 出ないでぇ~~あります……。

もしかして、エネルギー切れでぇ~~あります……。」

パイパーン大串 「何をやっておる! こんな大チャンスに!

貴様はいつも詰めが甘い!」

ゾウモウジャー 「今がチャンスっタイ!

……だが、あの衝撃で体が動かないっタイ……。」

タイモウジャー 「イタタタタ…。オレも同じだずぇ……。

こんなチャンスの時に……。」

パイパーン大串 「しょうがない。

我がブラッシングにて、貴様らをあの世に葬ってやる!

喰らえ~~、脱毛ブラッシング~~!」

パイパーン大串がタイモウジャー達に一撃を喰らわそうとした瞬間、

又してもカメラのフラッシュが焚かれた。

ピカッ!カシャ、カシャ!
ピカッ!カシャ、カシャ!
パイパーン大串 「ぐわっ!目が……!ナニ奴だ……!」

パイパーン大串がフラッシュで怯んだ隙を見計らって、

タイモウジャーが渾身の力を振り絞って毛根ソードを投げ飛ばした。

タイモウジャー 「これでも食らえぇ~~!どりゃ~~~~!」

投げ飛ばされた毛根ソードは、

力弱いながらもパイパーン大串の肌をかすった。

パイパーン大串 「………貴様、我が美貌にキズを付けるとは……。

只では済まさんぞぉ~~~~!」

タイモウジャー 「へっ!ヒーローがやられっぱなしじゃカッコ付かないずぇ……。

でも………、もぉ動けないずぇ……。」

パイパーン大串がブラッシングを振りかざすと、

ゾウモウジャーがモウコーンバズーカを担いだ。

ゾウモウジャー 「どりゃ~~~!タイモウジャー!

……アイツ等を倒せないのは悔しいが、

ここは一先ず退散するしかないっタイ! プロピアン……ボンバー!」

ゾウモウジャーは、渾身の力を振り絞ってプロピアンボンバーを

パイパーン大串に向けるのではなく、地面に向けて撃った。

ドギョズゴーーーーーーーーーン!!

辺りは爆発と共に砂埃が立ち上がり、

タイモウジャーとゾウモウジャーは、その隙に退散した。

パイパーン大串 「ちっ、クソガキ共め……。

次に会った時が貴様らの命日にしてやるから覚悟しておけ……。

バリ官軍!引き上げてエネルギーの補給だ!」

バリ官軍 「バババババ~~~~!」
パイパーン大串とバリ官軍もすぐさま消えた。

辺りを覆っていた砂埃が治まる頃、

タイモウジャー達のピンチを救った

カメラを持った青年が現れ写真を撮っていた。

カシャ!カシャ!カシャ!

青年 「すっ……すげぇ~~もん見ちゃったよ……。

まさか、まさか、

……生で憧れの“タイモウジャー”に逢えるなんて……。」

タイモウジャー達のピンチを救ったこの青年は一体、

何者なのであろうか?

そして、いとも簡単に新兵器「プロピアンボンバー」を

跳ね返されてしまい

キズ付いたタイモウジャー達の今後の行方とは……?

第24話へつづく。

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